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楽天長谷部、新人王へ強い味方「金の水」

「高賀の森水」をおいしそうに飲む長谷部(撮影・清水貴仁)
「高賀の森水」をおいしそうに飲む長谷部(撮影・清水貴仁)

 楽天の大学・社会人ドラフト1巡目の長谷部康平投手(22=愛知工大)が“金メダル水”で新人王と北京五輪出場を目指す。4日、地元の岐阜・関市内のグラウンドで新年初練習を行った後「関市民特別奨励賞」の表彰式に出席した。その際、シドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子(35)が愛飲した地元の名水があると聞き、試飲すると「おいしい! これから飲み続けます」と、即採用を決めた。強い体づくりは173センチと小柄な長谷部にとって一番の課題。縁起のいい名水パワーで、体の中から強くなる。

 長谷部がほれ込んだのは「高賀の森水(こうかのしんすい)」で、東京ディズニーランドの飲料水としても使われている。弱アルカリ性の軟水で、水がくめる高賀神社神水庵では、列ができるほどの人気ぶりだ。関市の関係者も「飲んでいただけるなら送りたい」と大乗り気だ。

 目指すは10勝を挙げての新人王。「新人の中では1番になりたい」。北京五輪にも「結果を残せばあるかもしれません」とアジア予選に続く代表入りを目標に掲げた。金メダルを支えた名水の力を借りて、1年目から大暴れする。【小松正明】

[2008年1月5日9時58分 紙面から]

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