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巨人小笠原、はってでも開幕戦に

 開幕のグラウンドには、はってでも立つ! 巨人小笠原道大内野手(34)が8日、川崎市のジャイアンツ球場で自主トレを行った。昨年11月10日に左ひざ関節半月板の内視鏡手術を行い、現在はリハビリの真っ最中。バッティングなど技術練習のメドは現時点で立っていない。それでも「開幕戦に出る。そのために手術をした」。08年のテーマを「無」に設定したガッツ。ぶっつけ本番も辞さずの覚悟でスタートを切った。

 サムライの異名を持つ男らしい、潔い決意表明だった。術後初めてのキャッチボール。慎重に患部に負荷をかけた。代名詞のフルスイングはもちろん、全力疾走のメドさえ立たない船出。それでも小笠原は、報道陣との“問答”で断固たる決意を語った。

 小笠原「非常にいい1日だった。開幕戦に出るため、上げていく。それだけしか考えていない。そのために手術をした。その気持ちに変わりはない」。

 08年の抱負は、しばらく考えた末「無」に決めた。「プレーに集中してやっていく。巨人2年目なんで。自然体で気負わず、必要ならば前に出て」と言った。無心でリハビリを進め、3月28日ヤクルト戦のグラウンドに立つつもりだ。

 常識的に考えれば、スケジュールは極めてタイトだ。「今は準備の段階。技術練習を行う前の」。本格的な打撃練習開始の時期については「3月くらいからじゃないかな」と答えた。フルスイングを支える土台は、一朝一夕でできるものではない。片手ティー打撃から始まり、キャンプ期間を丸々かけフォームを固める。その地道な作業に取り組む見通しが現時点で立たない。「焦っても仕方がない。トレーナーと相談して決める」と言った。ノック、走塁練習、紅白戦、オープン戦を通しての実戦感覚。多くの過程を飛ばしてでも、開幕を迎える覚悟はできている。

 志半ば、の思いが原動力だ。「去年は最後に悔しい思いをした。一番最後に喜べるように」と言った。優勝請負人として巨人に来た以上、日本一奪回で、選択は正しかったと証明してみせる。グラウンドへと下りる階段。新人合同自主トレを視察に来た首脳陣とすれ違った。口々に「ガッツ、今年も頼むぞ」と頼まれた。小笠原は固い握手に「任せろ」の決意を込めた。【宮下敬至】

[2008年1月9日9時54分 紙面から]

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