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巨人阿部が地下足袋姿で自主トレ開始

巨人阿部は地下足袋をはいて始動(撮影・竹内智信)
巨人阿部は地下足袋をはいて始動(撮影・竹内智信)

 【グアム9日=竹内智信】巨人阿部慎之助捕手(28)が9日、グアムで自主トレを開始し、シーズンに向けてのスタートを切った。地下足袋をはいての練習で足腰を鍛え、後半戦も成績が落ちない体づくりを目指す。北京五輪も見据えた8月以降にピークをつくることで、さらなる進化を果たすつもりだ。

 阿部の顔は決意に満ちていた。「この7年間の成績を見てみると4月、5月にドーンといき過ぎる。調整が早すぎるっていうこと。7、8、9月もコンスタントに平行させたい。去年も急降下したけど、自分でも分かっているからね」。グアム自主トレを開始させたこの日、1年を通して安定した活躍をすることを強く誓った。

 昨年は開幕から6月まで247打数79安打の打率3割2分、18本塁打と好調だった。しかし、7月以降は失速し252打数58安打の打率2割3分、15本塁打とコンスタントに活躍することができなかった。04年には4月だけで16本塁打を放つなど、開幕ダッシュには定評があるだけに、後半戦でも継続して実力を発揮したいところだ。

 そのための「秘密兵器」が日本を出発する際に父東司さん(51)に持たされた29センチの地下足袋だ。「足首の弱さを補う力をつけるためと、地面をつかむ感覚で足腰を鍛えるため」と地下足袋を履いたままノックを受けるなど、下半身を強化した。この自主トレでは下半身を中心に鍛え、後半戦まで力を発揮できる下地をつくる考えだ。

 今季はペナントだけでなく、北京五輪がある。阿部の状態は星野ジャパンでもカギを握る。「そういうことも頭に入れてやりたい」と日本代表の誇りを持って北京に行けるよう、準備をするつもりだ。カバンの中には星野監督の著書も忍ばせ、阿部が勝負の年となる08年のスタートを切った。

[2008年1月10日9時38分 紙面から]

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