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中田2・10阪神戦でデビュー弾だ

鎌ケ谷での自主トレ初日、午前中の練習前にあくびをする中田(撮影・黒川智章)
鎌ケ谷での自主トレ初日、午前中の練習前にあくびをする中田(撮影・黒川智章)

 猛虎相手に怪物デビュー-。日本ハム高校生ドラフト1巡目の中田翔外野手(18=大阪桐蔭)が、2月10日の阪神との練習試合(沖縄・名護)でデビューすることが濃厚になった。梨田昌孝監督(54)の初采配の一戦で、中田にとっては高校時代の地元であり、ドラフトでは指名を受けながら抽選で縁のなかった相手だけに注目が集まるのは確実。プロ第1打席で「初球から振って弾丸アーチを狙う」という中田。フルスイングがさく裂する舞台が整った。

 怪物中田が、デビュー戦で猛虎に挑む。日本ハムの2月10日の練習試合の相手が9日、阪神に決まった。これが梨田監督にとっての対外試合初戦になるが、中田の調整が順調に進めば、大物ルーキーのプロデビュー戦は、注目の一戦に設定されることになる。

 梨田監督は、例年より早い開幕をにらみ、「(開幕を)逆算するなどと悠長なことは言ってられない」と話しており、中田の実力を早くから見極める方針でいる。また、日本ハムは昨年も社会人出の金子洋を、阪神戦に4番で先発出場させ、2安打1打点と首脳陣の期待に応えた実績もある。

 中田は当初は内野で起用の方針だが「三塁&4番」なんていう夢の設定もあるかも。また、体調面で先発出場が難しい場合でも、代打出場などで登場する可能性がきわめて高い。「1日でも早く(プロに)慣れることが大事」と話す中田にとっては、梨田監督のデビュー戦に加え、高校時代の地元チームともいえる阪神相手となれば、デビューにこれ以上の舞台はない。

 8日に鎌ケ谷の勇翔寮に入寮した中田は、この日は正午前にはグラウンドに姿を見せ、高校生ドラフト3巡目の津田(倉敷)とランニング、キャッチボールなどで汗を流した。自主トレで訪れていた武田久、小田らと対面し、1年生らしくあいさつを交わした。「少し緊張した面もあるけど、笑顔で握手してもらったり、心が広い方々ばかりだと思った」とほっとした表情を浮かべた。室内練習場に移動してティー打撃を始めると、表情は一変。熱のこもった56スイングを終え「いい練習ができた」と白い歯を見せた。

 チーム内の評価は早くも上々だ。ティー打撃を後ろから見ていた水上2軍監督は「バットからボールが出ていくさまがいい。インパクトゾーンが長いし、手首を無理に返そうとしていない。飛ばす人間というのは体で知っているんだなぁ」と絶賛。「フォームは違うけど、ボールが出ていく形は落合さんやキヨ(清原)とダブる。楽しみ」と褒めたたえた。

 日刊スポーツとのインタビューでは「プロ初打席」について「出だしが一番肝心。大きいのを打ちたい。弾丸アーチです。初球から打ちたい。左中間ですね」と話している。練習試合とはいえ、虎党も集まる阪神との試合で怪物伝説のスタートを切れるか。注目の2月10日になる。【本間翼】

[2008年1月10日9時41分 紙面から]

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