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巨人V9不動のエース堀内氏殿堂入り

 球界の功労者をたたえる「野球殿堂入り」が11日、野球体育博物館(東京ドーム内)で発表された。競技者表彰は、今年から2部門に分かれ、プレーヤー部門は「ミスター赤ヘル」広島の山本浩二氏(61)と、V9巨人のエースだった堀内恒夫氏(59)が選ばれた。表彰式は球宴第2戦(8月1日=横浜)で行われる。これで殿堂入りは164人となった。

 巨人のV9を不動のエースとして支えた堀内氏の実績は申し分ない。だが、生来の負けん気の強さは、時に周囲の誤解を生み「悪太郎」などというニックネームをつけられた。実際、若いころは「てんぐになって、王さんから殴られたこともある」ほど生意気で自信家だった。堀内氏は「自分には縁のない賞だと思っていたので驚いた」と率直な心境を明かした。

 2度の沢村賞受賞など輝かしい実績の陰で「野球をやめようか」と真剣に悩んでいたことはあまり知られていない。プロ入り2年目のキャンプ中に「腰椎椎間板(ようついついかんばん)ヘルニア」を患った。「当時の医学では手術しても成功率は20%ぐらい。周りの筋肉を鍛えて治すことにした」。完治するまでの4年間、朝晩300回ずつの腹筋、背筋を欠かさず続けてヘルニアを克服した。

 「波瀾(はらん)万丈だった」と振り返る18年間の現役生活が認められ、還暦にして殿堂入りを果たした。「ジャイアンツ一筋の野球人生は決して順風満帆なことばかりではなかったが、評価されてうれしい。これからも野球界のお役に立てることがあればうれしいです」と、今後もプロ野球発展のために力を注ぐことを誓った。【広瀬雷太】

[2008年1月12日9時31分 紙面から]

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