ヤクルト由規キャンプインまで無休宣言

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　ヤクルト佐藤由規投手（１８＝仙台育英）が、２月１日のキャンプインまで「無休トレ」を宣言した。１２日、悪天候で新人合同自主トレが早々に切り上げられたことは関係なしに「基本的に、休みも体は動かすつもりです」と、オフ返上で練習する。

　日本ハム中田も“洗礼”を浴びた新人合同自主トレで、高校とは違う密度の濃い練習を行っている。「体（の筋肉は）は張っています」と本音をポツリ。それでも、この日のインターバル走ではラストスパートから最後はトップで走り終えるなど、余力は十分だ。さらに徐々にアクセルも上げていく構えだ。

　休まない理由の１つに、投手の生命線であるボールの感触を維持することも挙げた。「休むと指先の感覚がなくなってしまいそうで…」。今年は、入寮準備で忙しかった７日以外、元日も欠かさずボールを握っている。合同自主トレがオフの日も、軽めでも感覚だけは必ず確かめるつもりだ。

　休養が重要なことは理解しつつも、練習の積み重ねがあってこその「佐藤由規」という自負もある。開幕からの先発ローテーション入りへ、まずは１軍キャンプ帯同切符をつかむため、休まず走り続ける。【松本俊】

［2008年1月13日9時22分　紙面から］

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