野球

ラミレス08年は「オッパッピー」も候補

新パフォーマンス候補「オッパッピー」を披露するラミレス（撮影・中村誠慈）

　巨人に新加入したアレックス・ラミレス外野手（３３）が２４日、今季の新パフォーマンスとしてお笑い芸人の小島よしおの「そんなの関係ねぇ＆オッパッピー」と藤崎マーケットの「ラララライ体操」を新たに取り入れる意向を明かした。この日、ジャイアンツ球場で約１時間の自主トレ。マシン打撃を行うなど汗を流した。今後はファンの声も尊重したネタも取り入れるつもりで、本塁打を放つたびに「ギャグてんこ盛り」となりそうだ。

　ジャイアンツ球場のグラウンドに立った喜びを、表現せずにはいられなかった。ラミレスは外野の芝生に足を踏み入れると、得意のギャグを連発した。「そんなの関係ねぇ」「オッパッピー」「ラララライ」。大勢の報道陣が注目する中、笑顔でパフォーマンスを披露した。練習を終えて球場を去るまでの間、爆笑のギャグ劇場は続いた。

　新パフォーマンスで巨人ファンのハートをつかむ。「今の段階では『そんなの関係ねぇ』、『ラララライ』をイメージしている。私は『オッパッピー』が好き。『ラララライ』はワイフが気に入っている」と上機嫌だ。本塁打を打った際にベンチ脇のテレビカメラ前で披露するギャグは注目？　されていたが、早くも構想を披露した。情報源はヤクルト宮本と度会だ。「（昨年）９月くらいに教えてもらった。度会さん、宮本さんにはいろんなアドバイスをもらった」と説明した。その後、お笑いＤＶＤを家に持ち帰って家族と鑑賞。特にこの２つのギャグがウケたという。さらに、「自分の性格では４打数無安打でも『そんなの関係ない』と思ってまた頑張ろうと思う。自分のスタイルに合っていると思った」と付け加えた。

　昨年まで在籍していたヤクルトでは、マスコットのつば九郎とコンビを組み、「アイーン、ゲッツ、（力こぶを見せながら）ラミちゃんカッチカチ」などのアクションを行ってきた。「新しい相方であるジャビットに早く会って相談したい」と、早くも新コンビ結成に期待感を膨らませた。お気に入りギャグの「アイーン」と「ゲッツ」は今年も続けるつもりだ。２００３年以降、続けてきた２つのギャグを軸に、新しいエッセンスを加える。

　ファンを大切にするだけに、一般にも呼び掛けた。「公募で募集しています。できるだけファンの声を優先したい。選択肢は多い方がいいので、みなさんどんどん応募してください」。この日もジャイアンツ球場周辺に集まった約５０人のファン全員に、サインと握手を繰り返した。「寒い中待ってくれているファンにサインするのは当たり前。感謝の気持ちを込めて全員にした」とサラリと言った。

　開幕戦が初披露の舞台となる。「オープン戦の間に準備して、開幕戦でやりたい」。３月２８日は７年間慣れ親しんだ神宮球場でのヤクルト戦。野球だけでなく、自らのパフォーマンスで“ラミちゃん”の存在感を見せつける。【久保賢吾】

［2008年1月25日9時18分　紙面から］

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