野球

楽天開幕モード、４連戦ローテ投手ズラリ

練習休日のこの日、ホテル近くのグラウンドで体を動かした田中（撮影・中村誠慈）

　沖縄・久米島キャンプを終えた楽天が、開幕モードに突入した。２３日からの練習試合４連戦で、シーズン中の先発ローテーション投手を４人並べて先発させることが２２日、分かった。２３日の中日戦にエース岩隈、２４日・日本ハム戦に田中、２５日ヤクルト戦にルーキー長谷部康平投手（２２＝愛知工大）、２６日の横浜戦は朝井が先発する予定。キャンプ終了後初戦の岩隈起用が、大きな意味を持っている。

　昨年の岩隈は、チームが鹿児島、長崎と移動しても、久米島に残留して調整を続け、３月２日のソフトバンク戦（福岡ヤフードーム）で登板した。２１日に沖縄本島入りし、この日の投手練習を指導した紀藤投手コーチは、昨年との方針変更の意図を「もう、シーズンと同じにしたいんだ。投手みんなで戦っていく形でな」と力説した。

　先発するべき投手の後を、救援陣が守りきる－。シーズン同様の一体感をつくり出す狙いもある。育成のため、若手投手を積極的に起用してきた昨年までと、Ａクラス入りを本気で狙う今季は違う。先陣を切る岩隈も「対外試合ですし、シーズンを考えた投球をしたい」と、本番モードを強調した。今日からの戦いは、試運転ではない。【金子航】

［2008年2月23日9時23分　紙面から］

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