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中田3・4無料公開練習で直筆サイン弾だ

中田の帽子のつばには「全力プレー 野球人」が書かれている(撮影・黒川智章)
中田の帽子のつばには「全力プレー 野球人」が書かれている(撮影・黒川智章)

 日本ハムが3月4日に札幌ドームで予定しているチーム練習を、ファンに無料公開することが22日、明らかになった。沖縄・名護キャンプで柵越えを連発した高校生ドラフト1巡目ルーキー中田翔内野手(18)のフリー打撃に注目が集まることが予想される。球団では、練習用ボールに1ダース分だけ直筆サインを入れるプランも検討。翌5日はヤクルトとの本拠地オープン戦初戦が控えるが、その前に“お宝ボール”争奪戦が勃発(ぼっぱつ)する!?

 見る者を驚かさずにはいられない中田のフリー打撃が3月4日、札幌ドームで無料公開されることになった。球団幹部は「ファンの方も見てみたいというのはあるでしょうから」と、企画した理由を説明。札幌ドームでのスタンドインを生観戦できるプランが水面下で練られていた。

 名護キャンプでは砂浜弾やスコアボード直撃弾など、ピンポン球のようにボールを飛ばした。スタンドからは拍手が起こり、日本ハムで通算160本塁打を放ったウインタース駐米スカウトも「パワーヒッターが飛ばしているのを見ると楽しいね」と目を丸くしたほど。怪物が打撃ケージに入れば、野球評論家が集まるのが見慣れた光景になっている。

 シーズンが始まれば、一般客がフリー打撃を見られるのは基本的に試合前練習だけ。しかも、ホームチームの練習時間は開門前のため、ファンは見られないケースが多い。外国人助っ人のフリー打撃を公開するために開場時間を早めたこともあるが、「期待されていると(柵越えを)狙ってしまい、打撃が崩れてしまった」(島田チーム統轄本部長)。“本業”に支障をきたしては元も子もないため、慣例化はできない。そこで浮上したのが1日限りの「NAKATA SHOW」だった。

 当日は通常40~50球打つボールの中に、1ダース(12個)分だけ直筆サインボールを混ぜて打ち込むプランも検討中。ただでさえ5分の1ほどの確率の上に、サインボールが確実に柵越えする保証もないため、ゲットしたファンにとっては貴重なプレミア品になる。すごさを肌で感じながら、“札幌ドーム第1号記念ボール”をゲットするチャンスもあるスペシャルデーになりそうだ。

 練習試合では9打数連続安打が出ず、首脳陣もテコ入れに着手する。梨田監督は「これからは、あえて口を出していこうと(コーチ陣と)話した。上(半身)と下(半身)のバランスがちょっと…。ボディターンをしてしっかりと打てていない」と指摘し、怪物にメスを入れる方針を明かした。当の本人も現状を分析しながら、前を向いた。

 中田「甘いボールを確実にとらえられていないのは、レベルの低さだと思う。ボール球に手を出している部分もあるので、そういうところを直していけば調子は上がってくると思う」。

 プロの壁に直面しているのは確かだが、異例の公開練習で地元にお披露目されることになりそうだ。【本間翼】

[2008年2月23日9時28分 紙面から]

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