岐阜朝日クラブ・BLUE DEVILSは、12月に行われた全日本選手権で大学1位の立命館大学を破り4年連続4回目の優勝を果たした。国内トップの日本リーグでは、天理大を3-3(SO3-1)で破り決勝に進出。LIEBE栃木との大一番(12月20日)を2-2(SO4-2)で勝ち切り2年ぶり3回目の優勝旗を手にした。元日本代表監督で09年からBLUE DEVILSを率いる長屋恭一監督は、決戦を前に意気込みを語っていた。「天理さんには勢いがある。特に終盤になって追いつく粘り強さは脅威。我々の強みである攻撃力を生かしながら、しっかりと隙のないホッケーをしたい」。勝利のためのキーマンとなったのは、主将の田中世蓮(MF)だ。「ポジションはちょうど真ん中。大変な運動量で攻撃にもディフェンスにも参加します。攻守ともにバランスのいいプレーが勝利に導いてくれました」と同監督。もう1人の注目は自陣を守るGK吉川貴史だ。「彼のゴールキーピングはずばぬけています。これは決まったなと思うシュートを間一髪でセーブしてみせる。そのファインプレーに何度も選手は勇気づけられた」(同)。

BLUE DEVILSは今年で創部15年。2017、18年は2連覇を達成したが、19年は2位に甘んじていただけに感慨もひとしおだ。

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