東村山シニア(西東京支部・多摩北ブロック) 新チームの投手陣は4枚がそろった。筆頭は右腕エースの野崎空遠。183センチの長身から投げ下ろす直球の威力とスプリット、チェンジアップなどの変化球で三振を取りながら試合を作る。2番手には主将の大石康耀が控え、この2人が主戦で回していく。課題となるのは捕手だ。渡辺弘毅監督が話す。「現在、2人の選手が正捕手の座を争っています。野口広明と長島裕七。同じくらいの力量なので、切磋琢磨(せっさたくま)することでレベルアップを期待しているところです」。バッテリーの安定がチームの鍵を握る。

攻撃陣の中軸は4番に座る大石。前後に佐藤紡希(三塁手)と野崎が入る。「足のある1番深澤健太(中堅手)が塁に出てかき回し、小細工もできる2番鈴木惺斗(遊撃手)がつないでクリーンアップでかえしていく。特に3~5番の3人は上の代から試合に出ているので、経験を生かして引っ張っていってほしいですね」(同監督)。

昨年はコロナ禍でできなかった恒例の浜トレ(朝から晩まで海岸を走りアメリカンノックを受ける合宿)だが、今年も難しければ足腰の鍛錬に力を入れる予定。「来春の全国選抜、夏は選手権出場を目標にしたい」(同)。

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