小池百合子都知事(71)がこのほど、日本ポニーベースボール協会の名誉会長に就任した。4月中旬に東京都庁を訪問した同協会の広澤克実理事長(62)と対談し、50周年を迎えたこれまでの活動の説明を受けるとともに、野球を通じた人材育成に対して敬意を表した。

小池氏は都知事に就任以来、プロ野球ヤクルトの公式戦の始球式に登板。セ・リーグ、日本シリーズの優勝の際には祝福のコメントを発表してきた。東京ドームを舞台にした都市対抗野球でも始球式に登板するなど、野球への理解の深さを見せてきた。

ポニーリーグも毎年夏に江戸川区球場で全日本選手権を開き、東京を決勝の舞台にしてきた。また、2020年に「スーパーポニーアクション」を発表。中学球児の心身の健康維持、試合を中心にした技術指導、個々の家庭への経済支援、国際試合を通じた人材交流に取り組んできた。昨年は民間団体としては初のガールズ・ベースボール・ワールドシリーズを実施するなど、女子野球の普及も本格化している。

小池知事も理想を掲げるだけでなく、具体的な取り組みを進めながら、選手が野球をする環境を整えるスタイルに関心を寄せており、50周年の節目に、名誉会長の就任を受託した。