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第17回日韓大会

雨の横浜で甦った怪物ロナウド


 21世紀最初の「世界一」はブラジルだった。決勝でW杯初対戦のドイツに2-0の完勝。GKカーンから全得点をたたきだしたFWロナウドが大会8ゴールで得点王も獲得した。

 W杯通算12得点で並んだ王様ペレと抱き合い「夢にまで見た瞬間だった」とW杯にキス。雨の横浜で、怪物が地獄から生還した。

 MVPを獲得した98年フランス大会。決勝前夜に原因不明の体調不良に見舞われた。強行先発もフランスに0-3で完敗。それが悲劇の序章だった。99年11月、右ひざじん帯負傷。00年4月の復帰戦で今度は同じん帯完全断裂の重傷を負った。同11月に今度は復帰して、わずか13分で左太もも肉離れと不運は続いた。

 だが、神は見放さなかった。選手生命の危機に立たされた男が、限界説をはねのけ王国に5度目のW杯をもたらせた。苦闘のリハビリを支えた当時のミレーネ夫人と長男ロナウジ君もスタンドで観戦。右ひざに2度のメスを入れたサイヤン医師がフランスから駆けつけてロナウドの復活を祝福した。

 母国メディアに囲まれたロナウドの目じりは下がりっぱなしだった。「W杯の優勝と久々に奥さんと会ってベットをともにするのとどっちがうれしい?」。こんな質問にも「両方うれしいよ」と嫌な顔もせずに笑って答えた。

 ベッカムのソフトモヒカン、イルハンのちょんまげなど選手のヘアスタイルが話題を呼んだ02年大会。自分で考えたロナウドのおむすびヘアは今ひとつ不評だったが、最後はカナリア軍団のエースのために用意された復活舞台だった。【02年大会取材・西尾雅治】

















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