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風見しんご長女事故死1年、現場で黙とう

風見しんごの長女えみるさんの命日の17日、事故現場に多くの花が供えられた
風見しんごの長女えみるさんの命日の17日、事故現場に多くの花が供えられた

 昨年1月に交通事故で長女えみるさん(享年10)を亡くしたタレント風見しんご(45)が、愛娘の命日の17日、東京都世田谷区の事故現場を訪れ、冥福を祈った。午前8時8分。1年前に青信号の横断歩道を渡っていたえみるさんがトラックにはねられた時間に合わせて姿を見せた。妻尚子さん、二女ふみねちゃんと供花の前にしゃがみ込み、手を合わせると、2分ほど微動だにせず黙とう。えみるさんが通っていた同区立桜町小の元担任や同級生、保護者ら十数人が見守った。

 悲劇から1年。事故が起きた交差点では、横断旗を持った町内会の人が児童の通学を助けていた。旗置きの設置は、風見が昨年2月19日のえみるさんの誕生日に玉川署を訪れて要望、実現したものだ。桜町小の川尻富士枝校長も「事故を機に学域内の7カ所に新たに黄色い旗を用意し(昨年11月には)風見さん夫妻を近隣8校のPTA研修に招いて交通安全の意識を広めてもらいました」と話す。

 供花を終えた後、自宅に戻って取材に応じた風見は「事故以来、時間さえあれば交差点で児童を見送ってます。登校時間に交差点に立つ人も倍以上に増えました」。昨秋には住む町の変化を肌で感じた。えみるさんはスクールゾーン規制の違反者に襲われたが「スクールゾーン内の自販機の補充に来た若い運転手が、ちゃんとゾーンの外に車を止めて品物を運び入れていた」。

 周囲の変化は感じているが、悲しみは終わらない。「悲しみは事故直後がピークかと思っていましたが、時間がたつほど苦しい。現実が押し寄せてくる」と苦悩を明かし「怖いんです。二女も同じ目に遭うんじゃないかって」と本音も漏らした。しかし「黙っていても何も伝わらない。幼い命がへしゃげて死んでいく姿は2度と見たくないし、ほかの家庭にも味わってほしくない。ずっと声を上げていきます」。交通事故の撲滅に向けた取り組みは今後も続けていく。

[2008年1月18日8時1分 紙面から]

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