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優作さんが見守る中、渡哲也と水谷豊が殴り合った/2008年12月17日付

 俳優渡哲也(66)が、水谷豊(56)主演ドラマ、テレビ朝日系「相棒 元日スペシャル ノアの方舟」(09年1月1日午後9時放送)に出演することが12月16日、同局から発表された。2人の共演は1977年5月放送の刑事ドラマ「大都会PART2」以来、約31年ぶり。刑事ドラマの一時代を築き上げた2人はこのほど、都内のスタジオで撮影を行い、31年前の思い出を振り返った。

 「元日スペシャル」の収録初日。渡は、水谷と「相棒」スタッフが勢ぞろいする中、出迎えられた。2人は固い握手を交わし、撮影が始まった。

 元弁護士で民間登用された瀬田法務大臣を演じる渡を、杉下右京警部を演じる水谷が背中越しに見つめる。水谷は「今年はいろいろありましたが、年の最後にこんなうれしいことがあるなんて…。夢のようで、僕にはお年玉のような出来事」と目を潤ませた。渡は「水谷さんが作り上げた『相棒』の世界を壊さないように気をつけました。1つの形(決めゼリフ)までつくれる俳優はなかなかいない」とたたえた。

 31年前の共演も刑事ドラマだった。「大都会―」では、刑事役の渡が、水谷演じるデビュー前のボクサーの犯人を逮捕するシーンで、石原裕次郎さんと松田優作さんが見守る中で、1対1で殴り合う場面だったという。水谷は「当時の僕は犯人役が多かった。アクション好きでしたが、渡さんの左フック1発が見えなくて、あごをかすった。その後数日間、痛かったので強烈に覚えています。渡さんが青学大空手部出身だとは存じていましたが、生涯で唯一、見えなかったパンチ」と苦笑い。渡は「優作さんと(水谷さんの)関係(ドラマ「傷だらけの天使」)で出てくれた。リズム感のある役者という印象でした」と振り返った。

 3日間の収録を終えた渡は「名残惜しい現場だなぁ。今度は僕が犯人役ででも出たいです」と、水谷と熱く抱擁した。初対面の31年前の冬に、日活撮影所のレストランで綿入れをかけてもらったことを思い出した水谷は「寒さではなく、渡さんの優しさに震えたあの日のことを思い出しました」と、再び体を震わせた。

[2008年12月17日付]



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