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優作さん十三回忌法要 龍平で映画リメークも/2001年11月7日付

 故松田優作さん(享年39)の長男で俳優の松田龍平(18)が、父の出演映画のリメーク版に出演する可能性が出てきた。11月6日、89年11月に死去した優作さんの十三回忌法要が東京・三鷹の法専寺で営まれ、参列した関係者が明かした。優作さんの作品を数多く手掛けたプロデューサーは「ぜひやってみたい」と意欲をみせている。優作さんの法要には女優の美由紀夫人(40)ら親族、親しかった俳優仲間のほか、ファンら約500人が参列した。

 龍平はこの日「十三回忌はすっきり迎えられました」と心境を語った。優作さんと親しかった俳優原田芳雄(61)女優桃井かおり(49)らに「お父さんにそっくりになってきた」と言われて「外見ばかりで中身はまだまだです」と照れていた。99年に映画「御法度」(大島渚監督)で俳優デビューを飾り、各映画賞の新人賞を総なめした。これまで映画4本、ドラマ1本に出演している。偉大な父には、まだ及ばないものの俳優としての存在感はしっかり出てきた。

 そんな姿を見守ってきた東映ビデオ黒沢満プロデューサーは「あくまで美由紀夫人とご本人しだいですが」と前置きしつつ「父と違った雰囲気ですが、いろんな可能性を持っている。きちんとした企画で(優作さんの主演映画のリメークで)ぜひやりたいと思います」と話した。

 この日は優作映画を手掛けたスタッフや共演者約200人のほか、内田裕也(61)石橋凌(45)真田広之(41)ら俳優仲間やファン300人以上が参列した。優作さんを映画スターに押し上げた「遊戯」シリーズや「蘇える金狼」などを手掛けた同プロデューサーは「今日集まっていただいた方々にぜひ応援してもらいたいね」という。具体的な作品選びや撮影時期は今後検討に入るつもりだが、優作さんが得意にしていたアクション系が有力だ。

 早すぎる突然の死去から12年が過ぎても人気は衰えをみせない。「松田優作プロジェクト」と銘打った復活企画が進行中で、今年10月から来年3月にかけてDVDやCD、写真集、美由紀さんの執筆本などが続々と発売される。亡き父の遺志を継ぐ龍平主演のリメーク映画は同プロジェクトの総仕上げとなりそうだ。

 法要を無事終えた美由紀夫人は「たくさんの人が来てくれて本当にうれしい。前向きに生きてこれたのはみなさんのおかげ。最近やっと優作の映画をまともに見られるようになりました」と心境を語った。

◇二男翔太は音楽デビュー

 優作さんの二男翔太さん(16)も芸能界入りを希望していることが6日、分かった。美由紀夫人が「音楽の道に進むつもりのようです。父親の名前を借りずに自分の力でやっていきたいようです」と明かした。また関係者による食事会の席上でも翔太さん自身が「ミュージシャンを目指しています。父を超えられるように頑張ります」とあいさつしていたという。

 美由紀夫人や龍平が所属する「オフィス作」は「しかるべき時に正式に発表させていただきます」と説明し、水面下で準備が進められているようだ。

 優作さんは生前、ブルースを得意とした歌手としてコンサートを行い、アルバムも発売するなど音楽界でも活躍した。長男龍平は演技、二男は音楽の道で父の魂を継承する。

[2001年11月7日付]



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