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鬼気!松田優作「嵐が丘」でオロチの舞い/1987年9月4日付

1987年9月4日付 19面
1987年9月4日付 19面

 「舞そのものよりも精神の集中に苦労した」。松田優作が3日、映画「嵐が丘」(監督・吉田喜重)のクライマックス場面”オロチ神事”の撮影で鬼気迫る演技を披露した。

 東京・世田谷の東宝スタジオ。お堂のセットの板戸をけ破って長い刀を手に現れた松田は、役名の”鬼丸”そのもの。ぼうぼうと逆立った髪、真っ赤にクマ取った顔。らんらんと目を光らせて四方を刀で突くさまはド迫力だった。

 映画は中世のころ、火の山・荒神が獄の神を鎮める神官に京都の町で拾われてきた鬼丸と、神官の娘(田中裕子)との激しい愛を描くもの。”オロチ神事”は、のろわれた東の荘の当主となった鬼丸が年に1度行う神事。このあと鬼丸は彼に恨みを持った若者に腕を切り落とされるという重要な場面だ。

 松田はこの映画の撮入2カ月前の5月から青山の観世流銕仙会のけいこ場でスリ足から特訓を受けたという。この日の衣装も凝りに凝って重さ16キロもある鳳凰(ほうおう)と稲妻を唐織にした長さ3メートルもの小そでを2000万円で特製、それを羽織っての舞だった。

[1987年9月4日付]



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