日刊スポーツのニュースサイト、ニッカンスポーツ・コムの野球ページです。



ここからこのサイトのナビゲーションです

共通メニュー

企画アーカイブズ

QAなう


  1. トップ
  2. 過去ニュース
  3. 関連ニュース
  4. 写真特集
  5. プロフィル
  6. 記者コラム
  7. 動画
  8. プレゼント

優作・森田第2弾は夏目漱石「それから」/1985年3月29日付

 夏目漱石の名作「それから」が初めて映画化される。製作に当たるのは一昨年「家族ゲーム」で映画界に新風を巻き起こした監督・森田芳光(35)、主演・松田優作のコンビ。これにNHKのテレビ小説「心はいつもラムネ色」の主演中の藤谷美和子(22)が加わる。明治の文豪の作品と現代ユーモア派の森田監督の組み合わせが楽しみだ。4月9日に正式発表。同中旬にクランクイン。今秋全国公開される。

 森田=松田コンビの第2作は映画界注目の的だった。漱石の「それから」という、一見2人に似つかわしくない作品を森田が思い浮かべたのが今年1月。そして28日になって藤谷美和子の起用が正式に決まり、キャストがそろった。

 「それから」は、漱石中期の名作だ。主人公の代助(松田)は、職も持たず、妻帯せず、父の財産に寄食する「高等遊民」である。その代助が、親友(小林薫)の妻・三千代(藤谷)と運命的な恋に落ち、肉親も親友も捨てることになる、という物語だ。

 今回の初の映画化にあたり、森田監督の説明はこうだ。「ボク自身、20代は定職がなかった。恋愛に夢中でね。代助にダブるイメージがあるんだな。それを投影してみたい」。

 松田は「森田と漱石の組み合わせ。こりぁ面白いととびついたが、明治の高等遊民、というのは新たな挑戦ですからね。シンドイです」という。ユニークな映像が期待出来そうだ。

[1985年3月29日付]



日刊スポーツの購読申し込みはこちら

  1. ニッカンスポーツ・コムホーム
  2. 芸能
  3. 松田優作特集

データ提供

日本プロ野球(NPB):
日刊編集センター(編集著作)/NPB BIS(公式記録)
国内サッカー:
(株)日刊編集センター
欧州サッカー:
(株)日刊編集センター/InfostradaSports
MLB:
(株)日刊編集センター/(株)共同通信/STATS LLC

ここからフッターナビゲーションです