丹後在住の有志で構成する丹後本製作委員会が「ひ・み・つの丹後本 丹後人が教える京都・丹後半島ローカルガイド」を発刊した。

「神様が日本最古の田んぼを耕し、天女が織物や酒をつくり、豪族が古墳を次々と建造し、戦国時代はそこら中の裏山に山城がつくられ、丹後ちりめんでその名を全国に轟かせた。海と山が目と鼻の先で、谷には川が流れ田んぼが広がり、人々は四季の恵みとともに暮らしている。丹後は、底無し」とは後書きの一節。

出版には委員会が中心に在住者30人以上に原稿依頼。約100人から写真や情報などで協力を得て、2年かけて完成した。丹後といえば、天橋立やドラマの舞台になった伊根町が思い浮かぶ。同書では1800万年前から現在までの歴史や四季折々の自然、食・農、料理に加え、各町の祭りや隠れた名所などがカラー130ページにまとめられている。一般には知られていない丹後半島の奥深い魅力が満載で読むだけで「旅行している」気分になれる。購入は京都府内の書店・店舗、大手通販サイトなど。定価1500円+税。

◆本の問い合わせ 丹後本製作委員会 Eメール=toyoda@fudokeikaku.org