牝馬の一線級が集うアイルランドT(G2、芝1800メートル、11日=東京)の木曜追いで、ニシノティアモ(牝5、上原佑)が浮上した。西山茂行オーナーの2週連続重賞Vも十分ある。
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先週の毎日王冠では関西馬セイウンハーデスが5番人気の評価を覆した。急性骨髄性白血病が寛解して競馬場に復帰した西山オーナーに重賞をプレゼント。今週は関東馬ニシノティアモが勝機をうかがう。8日の追い切りはウッドでリゾートアイランド(古馬3勝クラス)、サントシャペル(新馬)を追走して、馬なりで併入。1週前は強めに追われてやや遅れたが、そのひと追いで素軽さが増した。時計は6ハロン84秒5、37秒7-11秒6。上原佑師は「楽に動けて息遣いも上がってきた。相手は強いけれど得意の舞台で能力を出し切れば」と期待を膨らませる。東京コースで3勝、1800~2000メートルの中距離で4勝と条件は整う。
今春の3戦は不完全燃焼だった。中山牝馬S(5着)と府中牝馬S(10着)はやや重馬場で進みが悪く、ヴィクトリアM(6着)は見せ場こそつくったもののマイルの瞬発力勝負では見劣った。この馬でG1を意識する津村騎手は「春は納得いくレースができなかった。スムーズな競馬ができれば力は足りるはず。条件も良い」と巻き返しに燃えている。
4代母デュプリシトからニシノフラワー→ニシノマナムスメ→ニシノアモーレと血をつないできた、オーナーゆかりの血統。昨年は4連勝で福島記念を制して、良血を開花させた。カムニャックやクイーンズウォークなどそうそうたるメンバーが連なるが、大目標のエリザベス女王杯に向けて相手に不足はない。【岡山俊明】

