マリナーズ菊池雄星投手(28)は、4回8安打4失点で7勝目はならなかった。防御率は5・55。同点のまま交代したため、勝敗はつかなかった。

1回はテンポよく3者凡退。7球で終えたが、2回に崩れた。4本の二塁打を浴びるなど5安打で4失点。パ軍の投手マスグローブにも甘く入った直球を捉えられ、右越えの適時二塁打を浴びた。

4点先制した直後の投球で4失点。「4点とってもらった後でしたし、早くアウトをとりたいというところで、球も真ん中に集まったかなと思います」と悔しさをのぞかせた。

その後は走者を背負いながらも無失点。4回は2死満塁のピンチを切り抜けた。「スライダーが思うようにいかなかった部分はありましたけど、なんとかチェンジアップも使いながら、最後の回をしのげたというのは、まぁ良かった点かなと」。粘りを見せたが、5回のマウンドには上がらず、67球で降板となった。

次戦、25日のアストロズ戦がメジャー1年目のラスト登板となる見込み。「最後の試合をどう終わるかというのも、すごく気持ち的にも大事になってくる。強い相手ですけど、いい試合をしたい」と気を引き締めた。

また、この日はインターリーグ(交流戦)で、DH制が使えないナ・リーグのパイレーツの本拠地で試合が行われ、「9番投手」としてメジャーで初めて打席に立った。

1打席目は2回1死一、二塁から犠打を決め、相手投手の失策も絡んで出塁。4回無死の2打席目は空振り三振だった。