【ピッツバーグ(米ペンシルベニア州)11日(日本時間12日)=斎藤庸裕】ドジャース大谷翔平投手(31)が、二刀流を支える左ひざの予防的措置で途中交代した。敵地でのパイレーツ戦に「1番DH」で出場し、2戦連発を含む2打数2安打1打点。第1打席と第4打席で四球を選び、4打席連続で出塁したが、第5打席で代打を送られた。ロバーツ監督によれば、左ひざの炎症は軽症。19年に手術した箇所とは異なり、大事を取っての交代を選択した。

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状態を悪化させる前に、予防的に交代した。6-4の7回、第5打席で大谷は代打を告げられた。左ひざの炎症。ロバーツ監督は試合後「それほど心配はしていない。太もも裏とひざの裏あたりに違和感があった。無理をさせず、大事をとった」と説明し、「今夜(シカゴへの)移動もあるし、状態を見てからになるが、明日は出場できると思っている」と、12日からのホワイトソックス3連戦の起用へ前向きな見方を示した。

二刀流の驚異的パフォーマンスを支える重要な箇所でもある。エンゼルス時代の19年9月に左ひざの二分膝蓋(しつがい)骨を除去する手術を行った。20年シーズンはその影響もあり、打者大谷は自己ワーストの結果に終わった。完治した後の21年は46本塁打を放って秘めた才能が開花。大谷本人も、打撃面で軸足となる左ひざの重要性を改めて認識していた。同じ左ひざでも同様の箇所かどうか。幸いにもロバーツ監督は「そうではないと思う。ひざの裏の方」と否定した。

同監督によれば、4回に右前打で出塁後、盗塁を試みた際に痛めた可能性があるという。投球の際には着地で体を支える左足だが、同監督は「あまり気にしていない。着地する側の方がまだいいかもしれないが、答えは分からない。明日、投げてみて、スイングしてみて、どう反応するかだと思う」と話した。

今月はここまで9試合の出場で打率4割4分4厘、3本塁打、9打点、OPS(出塁率+長打率)1・368と状態が一気に上がってきていた。二刀流で出場翌日のこの日も、3回の第2打席で片手のフォロースルーで体勢を崩されながら、右中間へ運ぶ13号先制ソロをマーク。好感触を維持したい一方で、最優先はフルシーズンの二刀流でワールドシリーズ3連覇に貢献すること。2位パドレスと8ゲーム差で独走し、無理する時期でもない。プレーできないほどの故障を未然に防ぐため、小休止も必要かもしれない。