<中日0-5阪神>◇28日◇ナゴヤドーム
狂った歯車は簡単には戻らない。中日は完封負けで最悪タイの6連敗。借金は初めて13になった。
勝ち頭のバルデスが5回4失点(自責3)。「今日は制球が悪く、甘い球が多かった」。バルデスが21日に広島に勝ってから柳、鈴木、吉見、大野、小熊と全員が4失点以上の総崩れ。ローテが1周して、頼みのバルデスも負の流れを継いでしまった。
前カードのヤクルト戦(神宮)は3試合で31失点。2戦目は10-0から逆転される屈辱だった。森監督は「過去のことを言っても仕方ない。今日の試合に向かってやっていたけど、ゼロに抑えられ、投手が打たれて、やっぱりこういうのが怖かったし嫌だった」と残念がった。
ナインには、大逆転負けのあとに「神宮のことは忘れよう。(悔しさは)どこかにしまっておけ」と伝えたことを明かした。監督が心配するのは目には見えない「神宮ショック」を引きずること。払拭(ふっしょく)は簡単ではない。
「明日の若い子(小笠原)に流れを変えてくれることを期待する」と指揮官は言った。不振のため中継ぎに回っていた小笠原が先発に復帰する。選手たちには逆流の中を突き進む強さが求められている。【柏原誠】