広島の先発薮田は3本塁打を浴びるなど、6回6失点。自身の連勝は8で止まり、先発転向後初黒星で今季2敗目となった。

 打線も先発小川らヤクルト投手陣を崩せず、1得点に終わった。緒方孝市監督(48)の談話は以下の通り。

 -先発薮田が踏ん張れなかった

 緒方監督 (6回は)イニングの頭から抜けた球が出始めて「あれ?」と思ったけどね。

 -これまで安定していた投手だが

 緒方監督 ずっと自分1人の力で勝っていたわけじゃないからね。ミスが出た後の踏ん張りどころ。中軸を迎えてゼロに抑えろとは言わない。最少失点で何とか抑えてくれればね。(5回2死三塁から8番奥村の決勝打を浴びた)2点目のところにしてもね。こちらが歩かせろとは言っているわけじゃないからね。この先、負けられない戦いのときはベンチから指示は出すけど、バッテリーを含めていい経験としてつなげてくれればいいと思う。

 -打線はヤクルト小川を崩しきれなかった

 緒方監督 球に力があるからね。状態が戻ってきているので、簡単に点を取れるとは思っていなかった。その中でも粘った攻撃はできていると思う。1つの流れでもうひと押しという感じは出せている。

 -けん制死が目立つ

 緒方監督 走塁死を含めて、気を抜いたプレーは誰もやっていない。ミスはミスで反省して。ずっと試合に出るメンバーなので、取り返すチャンスはいくらでもある。それ以上に活躍してくれている。集中力を持ってやってくれればOKです。ミスはつきものですから。