内藤哲也2年連続MVP「ベルト越え」存在感訴える

2017プロレス大賞受賞者たち。後列左から最優秀タッグ賞諏訪魔、MVP内藤、年間最高試合賞オカダ、前列左から女子プロレス大賞紫雷、特別賞松井珠理奈(撮影・中島郁夫)

 東京スポーツ新聞社制定17年度プロレス大賞授賞式が18日、都内のホテルで行われ、2年連続MVPの内藤哲也(35=新日本)が、「ベルト越え」の存在感を訴えた。

 史上5人目の2年連続受賞だが、IWGPヘビー級王座のベルトを1度も巻くことなく、今年はMVPに輝いた。「いつもIWGPの価値を越えた存在であると言ってきましたが、この言葉が大げさではないことを証明できたのではないでしょうか」と豪語。制御不能ユニット「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」で大ブレークした勢いは、1月4日の東京ドーム大会のメインでIWGPヘビー級選手権で王者オカダ・カズチカに敗れた後も、衰えはない。

 壇上では常々言ってきたことと前置きして、あらためて強調したことがあった。「思っていることは口に出さないと誰にも伝わらない。何かを越えるためには一歩踏み出す勇気が大事なんです。これからもプロレスを通じて一歩踏み出す勇気をみなさんに与えていきたいと思います」。白いスーツでばっちりと決めて、堂々と宣言した。