直線を伸びていき菊花賞を制したドゥレッツァとC.ルメール騎手(撮影・清水貴仁)=2023年10月22日、京都競馬場
直線を伸びていき菊花賞を制したドゥレッツァとC.ルメール騎手(撮影・清水貴仁)=2023年10月22日、京都競馬場

■菊花賞の見どころ

20日京都では、今年のクラシック最終戦・菊花賞(G1、芝3000メートル)が行われる。

ダービー馬ダノンデサイル(牡、安田翔)が2冠目を狙う。1月の京成杯を快勝したが、皐月賞は発走直前に競走除外。仕切り直しとなったダービーは9番人気の伏兵評価ながら、好位の内をロスなく立ち回り、2馬身差で押し切った。夏を順調に過ごし、当初の予定通りに菊花賞へ直行。父エピファネイアは13年菊花賞馬で、舞台にも不安はない。しぶとさを生かしてG1連勝だ。

トライアルの神戸新聞杯を制したメイショウタバル(牡、石橋)がラスト1冠を狙う。毎日杯、前走ともに逃げ切りV。父が長距離で活躍したゴールドシップで、豊富なスタミナを受け継いでいる。リズム良く走れるようなら、淀の長丁場でも最後まで踏ん張れる。

セントライト記念で重賞初制覇を決めたアーバンシック(牡、武井)も有力な1頭。休み明けをいい形で勝利し、上昇ムードで本番に挑む。前走のように道中で脚がたまれば、直線で突き抜けるシーンも。

セントライト記念2着のコスモキュランダ(牡、加藤士)も差はない。春は弥生賞を快勝し、皐月賞は首差の2着。ダービーはスタートをあおって出て6着だったが、世代トップクラスの能力を持っている。悔しい競馬が続くが、立ち回り次第で一発も十分ある。

日本海Sを制したヘデントール(牡、木村)は2、3勝クラスを連勝してG1に初挑戦する。昨年の勝ち馬ドゥレッツァも日本海S1着から菊の大輪を咲かせており、道程が重なる不気味な1頭だ。

エコロヴァルツ(牡、牧浦)は重賞こそ未勝利だが、朝日杯FS2着の実力馬。皐月賞は後方から運んで7着、ダービーは逃げて8着と自在性が武器だ。秋初戦のセントライト記念は前で運んで3着に粘っており、本番でも展開の鍵を握ることになりそうだ。

他にも、神戸新聞杯3着のショウナンラプンタ(牡、高野)や、未勝利戦から3連勝で挑むピースワンデュック(牡、大竹)など楽しみな馬がそろう。