現役最高齢馬、17歳のマイネルバルビゾン(高知・那俄性)が27日、ラストランを終えた。引退レースは高知12R一発逆転ファイナルレース。自厩舎の女性ジョッキー浜尚美騎手を背に、10頭立ての6着だった。不良馬場となった一戦で、最後方から追い上げた。

通算283戦23勝。2011年9月に中央でデビューし、佐賀、大井、岩手、浦和を経て高知に移籍。岩手時代には地元重賞を制した実績を持つ。高齢になっても元気に走り続け、今年6月のレースでは3着、7月にも5着に入っていた。

父アグネスデジタル、母マイネポリーヌという血統。主な同期となるゴールドシップやジャスタウェイは中央時代に同厩だった。

今後はあしずりダディー牧場(高知県土佐清水市)で余生を過ごす。地方移籍後の同馬を所有したシグラップ・マネジメントの杉浦和也代表は、余生の送り先として牧場からオファーを受けたことについて「那俄性調教師の人柄があってのことでしょう。さらに加えさせていただくと、ここまで走り続けてきた馬の力だとも思うんです。バルビゾン自らが、この道を切り開いた。そういう意味でも、本当にすごい馬」と賛辞を送る。

騎手時代にマイネルバルビゾンに42回騎乗し、20年4月に最後の勝利に導いた妹尾将充さんは、「この後は牧場で、のんびり過ごしてほしいですね」とねぎらった。

◆マイネルバルビゾン ▽父アグネスデジタル▽母マイネポリーヌ(母の父スペシャルウィーク)▽牡17▽馬主 シグラップ・マネジメント▽調教師 那俄性哲也(高知)▽生産者 ビッグレッドファーム(北海道新冠町)▽主な勝ち鞍 岩鷲賞(岩手重賞)▽馬名の由来 冠名+絵画の一派