6位から出た松山英樹(26=LEXUS)は、通算12アンダーで単独2位に浮上し、優勝圏内で決勝ラウンドに進んだ。2度のチップインなどでスコアを伸ばし、1イーグル、5バーディー、1ボギーと連日の66で、首位のジャスティン・ローズ(英国)に3打差につけた。小平智(Admiral)は2オーバーで予選落ち。今季米ツアー初戦のタイガー・ウッズ(米国)は48位。

松山が難コースを攻略した。2日間で2つのコースを回る予選ラウンド。前日の北コースから、この日は距離が長く難易度が高い南コースに替わったが、同じ66で回り、スコアを6つ伸ばしてフィニッシュした。首位のローズに3打差に肉薄する2位につけ、17年の「ブリヂストン招待」以来のタイトルを視界にとらえた。「ゲーム自体がすごく安定している2日間だった」と振り返った。

底力をみせた。出だしの10番でグリーン手前から8メートルを沈めるチップインバーディー。さらに、後半の6番(パー5)でも、2オンを逃しながら残り12ヤードの第3打をラインに乗せ、再びチップインさせ、今季初のイーグルを奪った。「ショットもパットも何が特別良かったってわけではない」と自己分析は厳しいが、16番(パー3)では、グリーン手前のバンカーに入れ、ボールが砂に埋まる最大のピンチを、ボギーで乗り切ってみせた。「あそこを抑えたのは大きかった」と安堵(あんど)した。

1日で軌道修正した。前日ティーショットが乱れ、フェアウエーのキープ率が37・51%と低かったものの、この日は64・29%まで上げてきた。「ショットがあまり良くなくても、流れ良くできればこうして上位で回れるんだな」と手応えを口にした。

昨年は左手首を痛めるなどの影響で未勝利に終わっており、優勝を意識しての決勝ラウンドで緊張感を漂わせる。「どういう風になっていくか分からないがうまく対応できるようなものがあれば」。2季ぶりの優勝へ、さらにギアを上げていく。