日本で唯一開催される米男子ツアーが開幕し、同ツアー通算11勝の松山英樹(34=LEXUS)が12位発進を決めた。6バーディー、2ボギーの4アンダー、67で回った。昨年11月のダンロップ・フェニックス以来、11カ月ぶりに日本でプレー。腰痛を抱える中、最終18番ではロングパットを決めてガッツポーズを見せた。久常涼も4アンダーで、単独首位のブリッジマン(米国)と4打差につけた。
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米ツアーを戦う男が、日本を沸かせた。大観衆を前に、松山が強気になった。最終18番、10メートル超のバーディーパット。緩やかな坂の上から、球を勢いよく転がした。「バーディーを取る頭はなかったけど、強く打ったら入るかなと」。狙い通り、穴へ一直線。吸い込まれた音が大歓声にかき消される中、右腕を水平に伸ばし、力強く拳を握った。「もうちょっとかっこよくガッツポーズをしたかった」と少し笑みを浮かべた。
約1年ぶりの国内舞台。沸き立つギャラリーと対照的に、心を落ち着かせた。1、3、4番とバーディー。声援を浴びながら、最初にスコアを伸ばした。「なかなかスタートダッシュを切れないタイプだが、すごく良い形でスタートできた」と後押しを受けた。
ピンチにも耐えた。前日のプロアマ戦は、腰痛のため途中棄権。この日も、ときおり患部を気にするようなしぐさも見せ「昨日よりマシというだけ」という状態だった。5番はティーショットを右の林に打ち込み、木の根元から難しいショットを強いられた。5、8番で2つスコアを落としながらも、後半3バーディーを奪い、流れを戻した。「試合に出ている以上は関係ない。スコアを競うゲームなので」とあっけらかんとしていた。
米ツアー13年目の今季は、まだ優勝がない。国内では21年、前身のZOZOチャンピオンシップを制したが、横浜開催での頂点を目指しており「今日みたいに良いスタートを切って、辛抱強く、最後までできたら」と第2日以降を見据えた。5年ぶり国内制覇へ。最大の歓声は、最終日に浴びるつもりだ。【飯岡大暉】

