24日のラグビー・トップリーグのプレーオフでヤマハ発動機が敗退したため、現役引退が決まった元日本代表FB五郎丸歩(35)。釣り好きで知られ、昨年12月の会見では「静岡の海岸でヒラメが釣れた時はうれしかった」と話していた。

梅雨の昨年7月上旬、浜名湖のボートルアー(疑似餌)釣りで、テレビ番組の収録に臨んだ。降雨で2回ほど延期され、この時がラストチャンス。雨と風が残る中、決行された。「来たからには、やります」と意欲的だったという。指南役を務めた釣り案内人の柳舘慶治氏(36=FDガイドサービス)が、収録時の様子を話した。

本降りの雨。潮色は泥濁りで、7月とは思えない肌寒さだった。釣りを知る人ならサオを出さない状況。「なのに『ラグビーは冬のスポーツだから』と余裕そうでした」。休憩で戻った船宿店内では、はだしで歩き回る豪快さも披露した。出船前に掲げた目標は、クロダイを2匹釣ること。初体験の釣り方だったのか、最初はルアーで底を取るのに苦戦していた。アドバイスに耳を傾け、すぐに修正したという。

五郎丸の釣果は本命クロダイ25センチ、他にはキビレ(キチヌ)35センチ2匹、シーバス(スズキ)とマゴチの40センチを各1匹。本命は1匹に終わり、終盤ではこの日最大と思われる魚を途中で外して悔しがった。一方で、ルアーで釣る新鮮さを素直に喜んだ。柳舘氏は「あの条件下でよく釣ったと思います。メンタルがすごく強い方ですね」と脱帽した。【倉橋徹也】

 

◆五郎丸歩(ごろうまる・あゆむ)1986年(昭61)3月1日、福岡市生まれ。3歳でラグビーを始め、小学4~6年はサッカーでも活躍。佐賀工高では3年連続で花園出場、早大では大学選手権を3度制した。15年W杯後は海外挑戦し、スーパーラグビーのレッズなどに所属。愛称はゴロウ。家族は妻と2男。185センチ、100キロ。血液型B。