レスリング女子62キロ級は1日、名古屋市稲永SCで行われ、パリ五輪女子68キロ級銅メダルの尾崎野乃香(23)が、金メダルを獲得した。決勝はキム・オクジュ(北朝鮮)と対戦し、3-0の完封勝利。同階級日本勢初のアジア制覇となった。「国際大会は何が何でもすごく気合が入る。終始すごく集中しながらできたと思います」と実感を込めた。第1ピリオドで2点をリード。第2ピリオド残り2分11秒には相手を押し倒し、テクニカルポイントで2点を追加した。「相手を結構を崩せて、何もできない状態を長い時間つくれたのが勝因」と語った。
準々決勝から登場し、日本時代に五輪メダルを量産した名将・栄和人総監督が指導するモンゴル選手と対戦し、12-0の圧勝。準決勝もインド選手を6-0で下し、2戦無失点で勝ち上がってきた。
五輪2大会メダリストの浜口京子氏の試合を見て、レスリングに興味を持ち、競技を始めた。昨年は明治杯62キロ級決勝でパリ五輪金メダルの元木咲良に敗れたが、今年5月の同大会では雪辱のVを達成した。
10月の世界選手権(カザフスタン)にも出場予定。開幕まで2年を切ったロサンゼルス五輪の代表選考も来年から本格化する。「オリンピックになると(ライバル)全員が別人になってくる。前回それを経験しているし、本当に忘れた方がいいと思っている。相手も自分自身も向き合い方を1回見つめ直そうと思う」と話した。おごらず、力を伸ばしていく。


