「勝負の赤」でアジアの頂を極めた!! レスリング女子62キロ級は1日、名古屋市稲永SCで行われ、パリ五輪女子68キロ級銅メダルの尾崎野乃香(23=フリー)が、金メダルを獲得した。決勝で北朝鮮選手に3-0の完封勝利。18年ジャカルタから始まった同階級では日本勢初制覇となった。

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試合終了の瞬間、尾崎は両拳を高々と掲げた。23年杭州銀から一つ上にメダルの色を変え、「前回も北朝鮮の選手に負けたので、成長したなと思うところがありますね」と笑みを浮かべた。第1ピリオドで2点をリード。第2ピリオドでは相手を押し倒して、テクニカルポイントで2点を追加した。「相手を結構崩せて、何もできない状態を長い時間つくれたのが勝因」と誇る。初戦の準々決勝から3連続完封の文句なしでアジアを制した。

元々、62キロ級の選手だったが、パリでは68キロ級に階級を上げて銅を獲得。昨年から62キロに復帰した。パリ金の元木咲良がいる同じ階級だが、「前の62キロと同じ体にはなっている。それ以上に筋肉もついた。68キロの雰囲気はなくて、もう過去って感じ」。すでに新しい自分と向き合っている。

アジア大会に向けては「勝負の色」と体中に赤色のファッションも身につけた。ネイルには漢字で「日本」と書かれた文字や金魚や富士山を施し、赤髪のエクステンションもつけた。この日のユニホームも3戦全て赤だった。28年ロサンゼルス五輪の代表選考も来年から本格化。「オリンピックになると(ライバル)全員が別人になってくる。相手も自分自身も向き合い方を1回見つめ直そうと思う」と先を見据えた。【泉光太郎】