世界ランク13位の佐藤瞳(28=日本ペイント)が、日本女子で初めてグランドスマッシュ(GS)決勝に進出した。同7位の陳幸同(中国)に4-1(2-11、11-8、11-7、11-9、11-8)で逆転勝利を収めた。
中国メディア「捜狐」は、第2ゲーム(G)途中から「促進ルール」が採用される中、佐藤が強打でも得点を奪った点に着目した。
促進ルールとは、ゲーム開始から10分経過時点で互いの合計ポイントが18点未満の時に時に適用されるもの。試合が長引くことを防ぐ目的があり、レシーバーが返球を13回した時点でラリーが強制的に終わり、レシーバー側の得点になる。
一般的には攻撃的な選手が有利とされるルールだが、佐藤はラリーから一転して強打を繰り出すシーンを増やし、徐々に流れを引き寄せていった。
同メディアは「陳は促進ルールの導入の影響を明らかに受け、テンポも第1ゲームほどは安定しなくなった。逆に佐藤は非常に経験豊富だった。ロングサーブで主導権を握り、連続攻撃でプレッシャーをかけてきた」と分析。「攻めきれず、守りきれず、ショットの判断も曖昧(あいまい)になり、コート上で完全にリズムを崩してしまった」と最後まで対応できなかったとした。
さらに佐藤が中国選手相手に強さを発揮していることにも着目。今年だけで世界ランク2位の王曼昱、4位の蒯曼、5位の王芸迪を撃破しており「(世界1位の)孫穎莎を除き、他の中国女子の主力選手たちはカットマンに対する明確な弱点がある」と指摘している。


