アルペンスキーは滑降を実施し、女子座位で村岡桃佳(早大)が2位に入り、今大会の日本勢メダル第1号となる銀メダルを獲得した。開会式で旗手を務めた村岡は2度目の出場で初の表彰台。日本女子のメダルは2010年バンクーバー大会以来2大会ぶりとなった。

 男子座位でも森井大輝(トヨタ自動車)が2位に入った。前回大会のスーパー大回転に続く4大会連続の銀メダル。2連覇を狙った狩野亮(マルハン)は転倒し途中棄権した。村岡と森井は平昌五輪スタジアム近くの広場で行われたメダル授与式に臨んだ。前回大会銅メダルの鈴木猛史(KYB)は9位だった。男子立位の三沢拓(SMBC日興証券)は15位。

 パラアイスホッケー男子の日本は1次リーグ初戦で韓国に1-4と敗れた。日本は2010年バンクーバー大会以来、2大会ぶりの出場で、第2戦で米国、第3戦でチェコと当たる。

 バイアスロンで立位の日本勢は、男子は佐藤圭一(エイベックス)、女子は阿部友里香(日立ソリューションズJSC)がともに9位となったのが最高。女子座位の新田のんの(北翔大)は13位。男子視覚障害の高村和人(盛岡視覚支援学校教)は15位だった。

 ◆村岡桃佳の話 本当に率直に言うと、ほっとしている。でこぼこなコースで、先に2人転倒していた。私も何回転倒するか不安、恐怖の中のレースだった。ゴールして、メダルを獲得できてうれしい。私が(日本勢の)メダル第1号になれればいいと思っていた。安心した。

 ◆森井大輝の話 悔しい。ただ、ほっとしているところもある。形に残るものができたので、それは良かった。あとの4レースで攻めて、もう一つ上のきれいな色のメダルを取りたい。

 ◆新田のんのの話 緊張したが、応援の声をもらえてうれしい気持ちで走ることができた。初戦をすごくいい気持ちで終わることができた。

 ◆狩野亮の話 行きたいラインを通ったが、雪面が荒れていて、すごく(下から)たたかれた。この1年間はこのレースだけを見つめてやってきたので、やっぱり悔しい。

 ◆夏目堅司の話 (序盤が)うまくいったためにスピードがあったのか(ターンの)タイミングが遅くなった。攻められたことは成果ではある。

 ◆出来島桃子の話 風に対応しきれない部分があった。割と元気に走れたと思う。気温も高く、雪もざくざくして大変なコースだった。

 ◆上原大祐(パラアイスホッケー)の話 韓国に1点を取られた第2ピリオドでパワープレーを生かせず、得点できなかったことが分岐点だった。点を取れていれば流れが変わっていた。

 ◆須藤悟(パラアイスホッケー)の話 試合の入りはすごく良かった。第1ピリオドの終わりまで相手がペースをつかめず、相当嫌な思いをしたと思う。そこで自分たちがもう少し崩す必要があった。