悲願の金メダルを目指した森井大輝(37=トヨタ自動車)は1種目目のスーパー大回転で転倒し「攻めたつもりだったが、板が雪面から外れてしまった」と振り返った。10日の滑降では銀メダル。4大会連続4個目の銀に「次こそ金メダルを」と誓ったが、2種目目の回転に進めなかった。

 出場5大会目、今大会の滑降で銀メダルは4個目になった。「シルバーコレクター」返上へ「レース前から攻めていこうと思っていた」。しかし、セッティングが合わなかったのかスキーが雪面にフィットせず。序盤の遅れを取り戻そうと「攻めたラインで飛び込んだ」ことが、ミスにつながった。

 それでも、まだ競技は残っている。「次につながる結果だと思う」と強気に言い放った森井は、金メダルだけを目指して14日に大回転に臨む。