3年で投資回収!ドジャース副社長が語る、大谷翔平がもたらす圧倒的な利益構造

ドジャースのセバスチャン・リバス副社長(34)が来日し、日刊スポーツの単独インタビューに応じました。大谷翔平投手(31)の総額1015億円にもなる巨額10年契約は、3年目にして早くも収支が取れたことを明かし、今後のビジネス、マーケティング戦略などを語りました。34歳の若さでチケットセールスとサービスを担当している球団幹部は、日本市場をどう捉えているのでしょうか。野茂英雄投手が残したレガシーを大切にする、球団独自の戦略も垣間見えます。ノーカットでお届けします。

MLB

★リバス副社長が語った主な内容

  • 定量化不能! ドジャースのビジネスにもたらす大谷の貢献度
  • 再び日本、アジアで試合は? MLBの拡大構想に貢献したい
  • 総額185万円! 日本版ファンクラブ向け「プレミアムトリップ構想」

◆セバスチャン・リバスカリフォルニア州パサディナ出身。34歳。オハイオ州立大卒。「アボット・ニュートリション社」で医薬品の営業後、サッカーのロサンゼルスFCでスポーツ業界入り。ドジャースでは入社8年目で、チケットセールスとサービス担当副社長に就任して2年目。家族は妻と3子。

フォトデーで写真に納まる、左から大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希(撮影・菅敏)

フォトデーで写真に納まる、左から大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希(撮影・菅敏)

ドジャースタジアムに来るという体験を充実させたい

―ドジャースには3人の日本人選手がいます。日本のマーケットを、マーケティング担当副社長としてどう捉えていますか

日本市場は素晴らしい。やはりドジャースタジアムに試合を見に来るという、現場に来るという体験をなるべく充実させたいと思っています。いろいろなビジットの計画もしています。

例えば、スタジアムで試合をやっていないオフデーでも、いらしていただいた際には色々と見ていただける、充実した体験作りというのをこれからも心がけていこうと思っています。

―私もドジャースタジアムの日本語での球場ツアーに参加しました。他の日本語のイベントも考えているということですか

いろんな機会を継続的に模索しているわけでして、今アイデアが色々と出てきているんですけども。残念ながらまだお話できる段階ではないのですが。やり取りをしながら、コミュニティーの皆さんの声も吸い上げるということを心がけています。

入団会見でドジャースのユニホームに袖を通し、ロバーツ監督と握手を交わす大谷翔平(撮影・菅敏)

入団会見でドジャースのユニホームに袖を通し、ロバーツ監督と握手を交わす大谷翔平(撮影・菅敏)

大谷の最初の影響は大きい 今後のインパクトも視野

―特にスーパースターの大谷翔平選手は、ドジャースのビジネスにおいて、今どのぐらいの割合を占めていますか

すいません、定量化するというのは、なかなか不可能なことでして。と言いますのも、本当に私たち球団としても、さらなる高みに引き上げてくれた、素晴らしい貢献度だということは言えると思います。

もちろん、利益の大きなところを占めていると思います。それはチケットの売り上げから、マーチャンダイズ(製品化)から、いろんな、もうありとあらゆる部分においてです。球団側として必ずやらなくてはいけない期待値というのは、大谷が出る試合は必ず満員にしていくとか、そういったスタジアム周りの体験を最高のものにしていくというのが、我々の使命だと思っています。

―大谷選手の契約は10年7億ドル(当時のレートで約1015億円)という大きなもの。既に投資をペイできているか、もしくはさらなる収益をもたらしていますか

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野球

斎藤直樹Naoki Saito

Kanagawa

1973年、横浜市生まれ。金沢高ー早大。97年日刊スポーツ入社。整理部、関連会社出向、グラフィックス班を経て、静岡支局で常葉学園菊川の甲子園優勝を見届けた。
08年から野球部。記録担当(セイバーメトリクス)、アマチュア担当、遊軍、NPB担当、デスク、DeNA担当を経て、現在はMLB担当。24年はドジャースの韓国開幕戦と地区優勝を現地で見た。訪問したメジャー球場は9。全球場制覇とファンタジーキャンプ参加が夢。著書に電子書籍「メモリー球譜」。
趣味はファンタジーベースボールと城めぐり、株式投資。最近はジムでの筋力トレーニングと少年野球のコーチに、はまっている。