前回ソチ大会に続く連覇を目指した鈴木猛史(29=KYB)は、1回目の滑走で転倒して途中棄権した。1番目の滑走者としてスタートから快調に飛ばしたが、中盤のターンで横滑りして転倒。「情けないな。気持ちが先にいきすぎた」と、レース後は目に涙を浮かべて話した。

 女子座位で21歳の村岡桃佳が日本勢初の金メダルを含む4つのメダルを獲得する活躍に刺激を受けた。「先輩が守っていてはいけないと思い、攻めた」という。今大会はスーパー複合、大回転と4位。表彰台まであと一歩に迫り、この種目で頂点を狙っていたが、メダルを手にすることができなかった。「目標がソチ大会以上だった。達成できずに本当に情けない」と笑顔はなかった。