【大阪桐蔭元主将】参考にするのはキックボクシング、古武術、榎本喜八…/連載〈4〉
YouTube「ミノルマンチャンネル」が始まったのは2019年(令元)9月。今年5月上旬で配信数は650本を越え、チャンネル登録者数は10万3000人になった。「Amazingベースボールパートナー東京校」のオープンで、大阪から東京に拠点を移すなど、多忙なミノルマンこと廣畑実氏(29)だが、動画の更新はスタート当初から倍以上の週7本に増やすなど活動の主軸にしている。
その他野球
◆廣畑実(ひろはた・みのる)1993年(平5)8月27日生まれ、大阪府出身。大阪桐蔭の内野手として2年のセンバツに出場。秋から主将を務める。1学年下に藤浪晋太郎(アスレチックス)らがいた。亜大―JR東海と進むも、右肘故障の影響で16年に現役引退。退社後に野球塾、オンライン指導など小、中学生に野球を教える。19年9月にYouTube「ミノルマンチャンネル」を開始。650本以上配信し、現在10万3000人の登録者数は野球技術指導動画としては最大。168センチ、75キロ。右投げ左打ち。
一斉休校の野球少年
2020年の3月、新型コロナ感染拡大の防止策として、全国の小中高校が一斉休校された。少年野球も活動停止。数人で集まって、グラウンドでキャッチボールしようものなら、区役所へ通報されてしまうから、家にいるしかない。
わが家にも小4の野球少年がいた。幸いガレージで素振りやティー打撃ができたが、おやじの指導じゃ限界がある。そこで「ミノルマンチャンネル」に出会った。
♪チャッチャラチャラ~。のんきなBGMと関西弁の青年がユーモラスだった。ただし、目は笑っていない。ポイントを絞った技術指導は毎回約10分。「大阪桐蔭伝統のでんでん太鼓打法」「タイミングは早めに始動してゆっくりとる」「ヘッドを走らせるミノルマン打法」などなど。
倉庫を利用した練習場から届く練習方法やアドバイスは、中学から硬式野球に取り組む息子の基本になった。
東京校に集まる9割9分も「YouTubeを参考にしています」という親子だった。
1人で自主練するために
技術指導だけに、年間の計画やカリキュラムがあるのかと思っていたら「撮影するってなったら、ほんまに思い付きで『今日これでいこう』みたいな。僕、台本があるとダメなんすよ」。
確かに、ある日もレッスンの合間に時間ができると、久松宏輝トレーナー(27)がスマホを三脚にセットして収録が始まった。思い付きというが、日々、多くの塾生と接しているから、ユーザーの求めるものは心得ている。
ミノルマン野球って、1人じゃできないじゃないですか。でも、家帰ったら1人で自主練せえとか言われる。そのとき練習できるようなメニューとか考えて、伝えてはいるかなと思います。
次々繰り出す練習方法は「でんでん太鼓打法」のように大阪桐蔭時代の教えを取り入れることもあるが、ほぼオリジナルだという。
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1967年生まれ、岡山県出身。1990年入社。
整理部を経て93年秋から芸能記者、98年秋から野球記者に。西武、メジャーリーグ、高校野球などを取材して、2005年に球団1年目の楽天の97敗を見届けたのを最後に芸能デスクに。
静岡支局長、文化社会部長を務め、最近は中学硬式野球の特集ページを編集している。