【宮本慎也】強い24年版ソフト独走を許すな 日楽西ロの問題をあけすけに/〈23〉

ゴールデングラブ賞10度の元ヤクルト宮本慎也氏(53=日刊スポーツ評論家)が、ベテラン小島信行記者との掛け合いで展開する連載「宮本慎也 もっと野球を語ろう」。ドジャース大谷翔平投手(29)の話題に続き、パ・リーグ4球団の分析です。楽天早川隆久投手(25)と太田光捕手(27)が〝仲直り〟して挙げた勝利の裏側や、延長戦で15連敗した西武のチーム事情、期待の若手になかなか結果が出ないロッテ、日本ハム新庄監督の采配など、各球団の戦いを深掘りしていきます。

プロ野球

◆宮本慎也(みやもと・しんや)1970年(昭45)11月5日、大阪府吹田市生まれ。PL学園では2年夏に甲子園優勝。同大―プリンスホテルを経て、94年ドラフト2位でヤクルト入団。ベストナイン1度、ゴールデングラブ賞10度。通算2162試合、2133安打、62本塁打、578打点、打率2割8分2厘。引退後は18、19年にヤクルト1軍ヘッドコーチ。04年アテネ五輪、06年WBC、08年北京五輪代表。現役時代は176センチ、82キロ。右投げ右打ち。


◆小島信行(おじま・のぶゆき)プロを中心とした野球報道が専門。取材歴は30年を超える。現在は主に評論家と向き合う遊軍。投球や打撃のフォームを分析する企画「解体新書」の構成担当を務める。

「あとはレイエスが」

小島大谷に続いて、日本球界の話をお願いします。前回、話していない日本ハム、ロッテ、楽天、西武はどうですか?

宮本日本ハムは頑張っているよね。今年は「台風の目」になると思っていたけど、その通りの戦いができている。あとはレイエスがどれぐらい上がってくるか。優勝争いはするだろうね。

小島優勝争いまでで、優勝の可能性はありませんか?

宮本小さいとこ、突いてきますねぇ。可能性はあるけど、今年のソフトバンクは強いよ。オリックスがモタモタしていると、独走までありそう。

小島日本ハムの足りない部分はなんですか?

宮本さっきも挙げたけど、優勝するならレイエスみたいな大砲タイプは絶対に必要。でもスタメンを外すことがあったり、打順を下位にしたりする。

もちろん、どんな起用しても爆発しない可能性だってある。それでもあまり打順をいじってると、調子を上げるのに時間がかかる。優勝するための大砲として考えるなら、5番、6番あたりまでがいい。相手バッテリーの攻め方とか、打順によって違うからね。

小島覚醒します?

宮本足りない部分をどうしていくか、だろうね。苦しんでいるのは、外角に逃げるスライダー系とフォークボール。本人も分かっていると思うけど、そこを気にしすぎると速い真っすぐに差し込まれる。まぁ、どんなバッターでも日本野球の壁にぶつかるときのパターンなんだけど。

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プロを中心とした野球報道が専門。取材歴は30年を超える。現在は主に評論家と向き合う遊軍。
投球や打撃のフォームを分析する企画「解体新書」の構成担当を務める。