【DeNA・村川凪】優しすぎ「蹴落とす気持ち持てなかった」/さよならプロ野球〈8〉

「引退」。プロ野球選手のだれもが迎える大きな決断の時は、新たな人生のスタートでもあります。オフ恒例の大河企画「さよならプロ野球」で、今季限りで現役のユニホームに別れを告げた男たちのリスタートにスポットを当てます。24年の第8弾は、DeNA村川凪外野手(26)。

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◆◆村川凪(むらかわ・なぎ)1998年(平10)6月26日生まれ、広島県福山市出身。如水館では1年春からベンチ入りも、甲子園出場なし。四日市大―四国IL・徳島を経て21年育成ドラフト1位でDeNA入団。独立リーグでシーズン40盗塁した快足を生かし、22年にイースタン盗塁王。174センチ、65キロ。右投げ左打ち。

「正直、プロ向きの性格じゃなかった」

「凪は優しすぎる」。この言葉が今、深く突き刺さる。DeNAから戦力外通告を受け、現役引退を決断したDeNA村川。手動計測で50メートル走5秒5を記録する俊足を武器に、昨季はイースタン・リーグ盗塁王に輝いたが、在籍した3シーズンで支配下には上がれないまま、野球人生にピリオドを打った。

23年のNPBアワードでイースタン・リーグの表彰を受けた右からDeNA村川、松尾、梶原(村川氏提供)

23年のNPBアワードでイースタン・リーグの表彰を受けた右からDeNA村川、松尾、梶原(村川氏提供)

昨年のシーズン中、現役最終年だった藤田一也(現2軍ディフェンスチーフ兼内野守備兼ベースコーチ)に、ふと言われた。「性格が優しすぎる。だから盗塁もアウトになったらどうしようと考えてしまうんだ」。思い当たる節がありすぎた。

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1998年3月生まれ。東京都あきる野市出身。都立富士森では硬式野球部に所属。中大商学部を経て、2020年4月入社。同年10月から野球部配属で同12月から巨人担当、24年1月からDeNA担当を務める。26年は巨人担当。
趣味は海外サッカーなどのスポーツ観戦、映画鑑賞、サウナ。下手くそだけどマイブームはゴルフ。好きな食べ物は地元の八王子ラーメン。