【DeNA宮城滝太】育成出身7年目プロ初勝利「長かったですけど…うれしい」

育成出身7年目のDeNA宮城滝太投手(24)が通算24試合目の登板でプロ初勝利を挙げました。5月16日ヤクルト戦(神宮)で、1点ビハインドの7回に登板。無失点に抑えると、8回に味方打線が2点を奪い逆転。1回無失点の宮城に白星がつきました。

開幕から初勝利まで、12試合連続無失点と好調を維持する沖縄出身の右腕。昨年はわずか1試合の登板にとどまり、日本シリーズも自宅から見届けました。覚悟のオフを過ごし、マウンドで躍動し続ける胸中に迫ります。

プロ野球

◆宮城滝太(みやぎ・だいた)2000年(平12)7月15日、沖縄県生まれ。嘉手納中時代は硬式野球の読谷ボーイズ所属。滋賀学園では2年春にセンバツ出場。18年育成ドラフト1位でDeNA入団。20年イースタンリーグ最多勝。21年オフに右肘クリーニング手術。リハビリを経て22年7月に支配下選手登録。23年8月13日巨人戦でプロ初登板を果たした。昨季まで通算12試合、0勝0敗、防御率4・91。181センチ、80キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸640万円。

5月16日、プロ7年目で初勝利を挙げ、三浦監督と握手

5月16日、プロ7年目で初勝利を挙げ、三浦監督と握手

7回登板1イニング0封も9回大ピンチ「勝ち運ないんかな」

宮城はベンチから祈る思いで見つめた。

1点を追う7回を無失点に抑えると、打線が8回にオースティンの逆転2ラン、松尾の2者連発となるソロで2点のリードを得た。ようやく初勝利が転がってくると思った9回、大ピンチに見舞われた。

ウィックが3連続四死球で無死満塁。一打同点の場面で、宮城は「途中までやっぱり勝ち運ないんかなと。ドキドキしながらみてました」と、何度も手にしかけた初勝利を逃した過去がフラッシュバックした。

それでもウィックが無失点で切り抜け、初勝利をゲット。ボールを受け取り、三浦監督と記念撮影した。

記者陣に囲まれると「やっと来たー」とほっとしたような表情を浮かべながら言った。

「(7年間は)長かったですけど…。みんながつないでくれた1勝なのでうれしいですね」とかみしめた。

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1998年3月生まれ。東京都あきる野市出身。都立富士森では硬式野球部に所属。中大商学部を経て、2020年4月入社。同年10月から野球部配属で同12月から巨人担当、24年1月からDeNA担当を務める。26年は巨人担当。
趣味は海外サッカーなどのスポーツ観戦、映画鑑賞、サウナ。下手くそだけどマイブームはゴルフ。好きな食べ物は地元の八王子ラーメン。