【野球部就活最前線8】ガクチカ実例公開します OB訪問駆使して早大→大手メーカー

日本全国の学生が新社会人への門出を迎えた4月。日刊スポーツが掲載してきた東京6大学野球出身者の20年間の就職一覧から動向を分析する連載は、ガクチカ編です。内定者のインタビューとともに、実際にエントリーシートで使用した「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)」の実例を紹介します。

前編は早大から国内大手メーカーのキーエンスに就職した石郷岡大成さん(22)が語るOB訪問の重要性です。令和の就職活動は多彩さを極め、卒業生へのインタビューでは、就職活動に対するアプローチにそれぞれの特徴がありました。

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◆石郷岡大成(いしごうおか・たいせい)2003年(平15)10月2日、栃木県生まれ。大聖寺学童野球クラブ―栃木下野シニア―早実を経て、早大では3年春からレギュラー。野球部時代の異名は「稲穂打線の韋駄天」で、リーグではベストナイン2度(24秋、25秋)獲得。通算51試合で53安打(1本塁打)、22打点、打率3割4分9厘。右投げ左打ち。

早大卒業生の石郷岡大成さん

早大卒業生の石郷岡大成さん

なぜ「就職」を選んだのか

同期たちから口々に出たのは「石郷岡は『究極の文武両道』ですよ」という称賛だった。それは決して大げさではない。3年春からレギュラーをつかむと、4季連続の打率3割超え。25年秋に至って4割5厘と自己最高をマークしながら、きっぱりと野球を辞めることを選んだ。

―リーグ戦で打率4割超え、ベストナインも獲得しながら、なぜ「就職」を選んだのですか

自分の人生の選択肢を広げたかったからです。野球も就活も全力でやり、どちらかの可能性を潰したくないという思いがありました。ビジネスを学ぶことへの興味が一番大きく膨らんだ結果です。

―いつ頃、その踏ん切りがついたのでしょうか

4年の秋のシーズン中もずっと悩んでいましたが、最終的には「リーグ戦が始まる前」に決めました。プロ志望届は出さずに就職しようと。たしかに志望届を出すだけ出してみようかという思いも一瞬ありましたが、尾瀬(=現・トヨタ自動車)や田和(=現・巨人)や(伊藤)樹(現・楽天)たちがどれほどの覚悟でプロを目指しているかを知っていたので、自分の「出してみようかな」という気軽な気持ちで出すのは、彼らに対して失礼だと感じてけじめをつけました。

―昨年秋にプロ志望届を提出した早大の同期3人の影響は大きいですね

特に尾瀬のおかげで、自分の成績が飛躍的に伸びたところがあります。自分は甘えが出てしまう性格ですが、とんでもない練習量の尾瀬と一緒に自主練をすることで自分を律せられました。

―就活をスタートしたのはいつですか

石郷岡さんが語った就活の軸、苦労とは・・・。実際のガクチカ2例と志望理由4例は、インタビューの最後に紹介します。有料会員登録でご覧いただけます

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