【野球部就活最前線9】ガクチカ実例公開します 戦略的AI就活でM&A仲介大手

日本全国の学生が新社会人への門出を迎えた4月。日刊スポーツが掲載してきた東京6大学野球出身者の20年間の就職一覧から動向を分析する連載は、ガクチカ編です。内定者のインタビューとともに、実際にエントリーシートで使用した「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)」などの実例を紹介します。

令和の就職活動は多彩さを極め、卒業生へのインタビューでは、就職活動に対するアプローチにはそれぞれの特徴がありました。後編は立大からM&A仲介大手の「ストライク」に就職した野村陸翔(りくと)さん(22)。部活動に打ち込みながら、いかに就職活動をしていくか。悩んだ末に思いついたのが、今時のやり方でした。

その他野球

◆野村陸翔(のむら・りくと)2003年(平15)4月9日、東京都生まれ。立教池袋中高を経て、立大では2年時直前に投手から野手へ転向。「代打の切り札」として勝負強さを発揮し、4年春の法大1回戦では劇的なサヨナラ打を放つ。チ―ム随一のスイングスピードと脚力を武器に、代打・代走の両輪で貢献。リーグ戦通算15試合に出場し、2安打2打点、打率2割1分4厘。卒業後はM&A仲介大手のストライクへ。右投げ左打ち。

2025年4月、サヨナラ打の立大・野村陸翔(左)は木村監督と笑顔

2025年4月、サヨナラ打の立大・野村陸翔(左)は木村監督と笑顔

「なかったらヤバかった」手段

13年前。当時22歳だった私が新卒採用で就職活動をしていた時期には、到底思いつかなかった。当時もOB、OG訪問や就活サ―クルが活発で、仲間うちで積極的に活用する学生はいたが、野村さんのような手法は一切なかった。時代が追いついたというべきか、高度に文明が発展したというべきか…。わずか10年余りで就活は様変わりしている。

―就活の準備はどうしましたか

ChatGPTやGeminiといった「AI」を徹底的に使いこなしていました。自分の思いをバーっと入力して、AIに簡潔にまとめてもらったり、気になる企業のホームページのURLを貼って分析してもらったりして。自分自身の言語化の手助けとして、AIがなかったらヤバかったです。

―すごく今どきです。ちなみにOB訪問はどうしていましたか

証券会社のOBの方など数人に会いに行きましたが、僕にとっては野球が最優先でした。野球をやりながら効率よく就活の準備をしていく上で、AIでブラッシュアップしてもらっていました。AIで作ったものを自分なりにアレンジして、最後は先輩にフィードバックをもらう形が多かったです。

―面白いですね。その中でM&A業界を志望したのもユニークです。新卒で進むのは割と少ない気がしていました

きっかけは「仲間作りを支える」仕事がしたかったからです。野球部での経験から、仲間がいるから頑張れるし挑戦も怖くない、1人では見えない景色も見られると実感しました。M&Aは単なる企業の売買ではなく、「企業と企業の仲間作り」をサポートする仕事だと自分は定義しています。

―他にはどのような業界を見ていましたか

金融とコンサルも受けました。全部で20社ほどエントリーシートを出し、実際に最終面接に進んだのは10社でした。

―選ぶ基準は何かありましたか

野村さんが語った就活の優先順位、戦略とは・・・。実際のガクチカ例は、インタビューの最後に紹介します。有料会員登録でご覧いただけます

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