議論に必要な3つの視点「日本連合のような枠組みも」制度と業界の自主的な連携を/3
「ユニバーサルアクセス権」。地上波でもテレビ観戦できるサッカーのワールドカップ(W杯)が盛り上がりを見せる中、スポーツ中継のあり方が再び注目を集めています。野球界では、今春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が地上波では観戦できず、日本で初めて動画配信サービスNetflix(ネットフリックス)による独占配信となりました。3回連載で検証します。第3回です。
プロ野球
◆ユニバーサルアクセス権 国民の関心が高いスポーツイベントを有料放送だけでなく、広く無料視聴することを保障する制度。スポーツを「公共財」と捉える考え方で、英国、オーストラリア、韓国などでは制度が整備されている。
★ユニバーサルアクセス権をめぐる議論の焦点
- WBC独占配信で浮上した「見られない」問題
- 英国や韓国が導入する視聴保障の制度とは
- 外資独占を防ぐ「日本連合」構想
大きな議論 有料でなければ侍ジャパンを応援できない
国民的スポーツイベントを広く視聴できるようにするための議論が、5月18日の「スポーツエコシステム推進協議会」のシンポジウムで行われました。「スポーツ放映権の未来とユニバーサルアクセス制度の可能性」というテーマで、読売新聞社の巨人山口寿一オーナー、U―NEXTの宇野康秀CEO、バード&バード法律事務所リッチ・ホーキンス氏が討論しました。一部抜粋してお届けします。
司会 WBCではNetflixによる国内独占配信が行われ、「有料でなければ侍ジャパンを応援できない」という状況が大きな議論を呼びました。
宇野氏 WBCは単なるスポーツコンテンツではなく、日本代表を日本中が応援する国民的なイベントです。今後、オリンピックやW杯まで同じ状況になってよいのかという問題があります。ユニバーサルアクセス制度に賛否があることは承知していますが、議論を始める時期に来ているのではないかと思います。
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1990年入社。アマチュア野球担当としてシダックス監督時代の野村克也氏、2006年夏の甲子園を制した早実・斎藤佑樹氏など取材。
プロ野球ではロッテ・バレンタイン監督解任騒動。DeNAの球界参入から中畑清初代監督フィーバーなど担当。
ストレス発散は1人カラオケ(ミスチル縛り)とゴルフ。
