高校先輩は五輪メダリスト「自分も頑張ろうと」学生ラストシーズンに挑む田辺桜香の色

フィギュアスケート女子の田辺桜香(さくらこ、21=日大)が、学生最後のシーズンに挑んでいます。23日の東京夏季競技大会(東京辰巳アイスアリーナ)は合計147・40点で6位。12月下旬の全日本選手権出場を目指すスケーターのあこがれは、高校の先輩で夏と冬で五輪メダリストとなった2人。陰ながら見守る家族や仲間の存在も力に変え、「唯一無二の演技」で桜色の道を突き進みます。(敬称略)

フィギュア




夏季競技会 フィギュアスケート女子の田辺桜香(撮影・泉光太郎)

夏季競技会 フィギュアスケート女子の田辺桜香(撮影・泉光太郎)


滑走前にまさかの転倒も、個性あふれる演技で魅了


「私も初めてでびっくり…」。

今季2戦目となった女子フリーの演技前だった。

トーループの確認をしようとした田辺は自らの足を踏んでしまい、銀盤の上で背中側から転倒した。

スタンドからは悲鳴が起きたが、大事には至らず。「思ったよりも痛かった」と言うが、「『やばい、どうしよう』って恥ずかしさの方が勝ってしまった」と苦笑いで振り返る。

リンクサイドのコーチに背中をたたかれて気持ちを切り替えた。

演技では片手だけで側転をすれば、体を反って天井を見上げながら、後ろ向きに滑走する「バックスパイラル」。フィニッシュ時は180度の開脚ポーズを披露した。

フリーで使用したバレエ曲「スパルタカス」は力強くドラマチックな演技が求められる。

田辺自身も持ち味の一つである体幹の強さを生かし、独創的な演技で会場を魅了した。


夏季競技会 女子フリーで演技する田辺桜香(撮影・山本朝陽)

夏季競技会 女子フリーで演技する田辺桜香(撮影・山本朝陽)


しかし、この日は後半のジャンプに課題を残した。

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スポーツ

泉光太郎Kotaro Izumi

Kanagawa

神奈川県横浜市生まれ。2019年に大学卒業後、地方紙に入社。警察担当記者を経て翌20年から運動部に異動し、アマチュア野球やインターハイ、箱根駅伝100回大会など取材。
24年パリ五輪・パラリンピックでは地元選手を追ったものの、現地取材はかなわず…。しかし、オリンピック関連取材をきっかけに本格的にスポーツ記者を志し、翌25年春、日刊スポーツに転職。高校野球取材で西東京大会を担当後の8月からスポーツ部の一員となった。
サッカー日本代表の森保一監督にあいさつした際には「完全移籍選手」と命名された。趣味は料理と駅伝観戦。自宅で、ぬか床を育てるなど発酵食品が好き。