高梨沙羅失格の取材現場 「記者の仕事」と「人としての感情」

北京オリンピック(五輪)で悲劇に見舞われたノルディックスキー・ジャンプ女子の高梨沙羅(25=クラレ)。現場で担当記者はどう動き、何を思ったか。保坂果那が胸の内をつづりました。

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<北京五輪ジャンプ混合団体での悲劇>

北京オリンピック(五輪)で初採用されたノルディックスキー・ジャンプ混合団体で、前代未聞の悲劇の目撃者となった。スーツ規定違反による失格者が女子で5選手も出た。そのうちの1人が日本女子のエース高梨沙羅だった。彼女が泣き崩れ、憔悴(しょうすい)しきった状態から涙のジャンプを飛んだ姿に、胸が締めつけられる思いだった。

2月7日。舞台は前夜、男子ノーマルヒルで小林陵侑が日本勢28年ぶりの金メダルを獲得した中国・張家口の国家ジャンプセンター。1人目の高梨は103メートルを飛んだ。得点を確認後、うまく決められなかったテレマーク姿勢をして反省する姿。そこにはまだ、手応えとともに、笑みを浮かべる余裕があった。

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保坂果那Kana Hosaka

Hokkaido

北海道札幌市生まれ。2013年から高校野球などアマチュアスポーツを担当し、2016年11月からプロ野球日本ハム担当。
2017年12月から北海道コンサドーレ札幌担当。冬季スポーツの担当も務め、2022年北京五輪ではノルディックスキー・ジャンプや複合を取材。