【亀田史郎的生きざま〈上〉】敵だらけの世界で我が道を行く鋼のメンタル、そのルーツ

「アンチ」がなんぼのもんじゃい!! 亀田史郎氏(58)は自身のプロボクサーの夢を託した3兄弟を世界王者に育て上げた。独特の指導法、派手な言動で成功を収めていく一方で「アンチ=敵」も増やしていった。四面楚歌(そか)でもおのれの信念は曲げず、日本のプロボクシング界から事実上の永久追放処分を受けながら今年7月、日本ボクシングコミッション(JBC)からトレーナーライセンスを交付され、復権を遂げた。常時戦いの半生、「亀田史郎的生きざま」に3回連載で迫る。

ボクシング

8月11日「3150FIGHT vol.6」で約16年ぶりに現場復帰を果たした亀田史郎氏

8月11日「3150FIGHT vol.6」で約16年ぶりに現場復帰を果たした亀田史郎氏

永久追放解けて今年7月に復権

会場中に響き渡る野太い声が帰ってきた。8月11日にエディオンアリーナ大阪で行われた「3150FIGHT vol.6」。7月にJBCからトレーナーライセンスを交付された亀田史郎氏が、約16年ぶりに現場復帰した国内の興行となった。

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スポーツ

実藤健一Kenichi Sanefuji

Nagasaki

長崎生まれ、尼崎育ちで九州とお笑いを愛する。
関大を卒業後、90年に入社。約2年の四国勤務でいろいろ学び、大阪に戻って主に大相撲、ボクシングを担当。
その後、担当記者として星野阪神の優勝に立ち会えて感動。福岡勤務などをへて相撲、ボクシング担当に舞い戻る。