【札幌レター〈61〉】近藤友喜が示した成長 移籍後初ゴール、プロ2年目で初のフル出場
北海道コンサドーレ札幌MF近藤友喜(23)が4月27日第10節ホーム湘南ベルマーレ戦(3-3)で、プロ2年目で初のフル出場を果たし、移籍後初ゴールを決めた。第1歩を踏み出した近藤の90分には、1週間前の悔しさや練習の成果が込められていた。
サッカー
◆近藤友喜(こんどう・ともき)2001年(平13)3月21日、愛知県春日井市生まれ。5歳でサッカーを始め、名古屋U-12、同U-15、前橋育英高から日大。高校時代は2年時に全国選手権優勝。大学3年時の21年に横浜FC入りが内定し、特別指定選手として6月23日神戸戦でJリーグデビュー。23年に横浜FCでプロ入り。同年U-22日本代表選出。24年から札幌に加入。J通算47試合3得点(J1通算38試合3得点)。172センチ、64キロ。利き足は右。
1週間前の悔しさ
試合終了の笛が鳴ると近藤はピッチに倒れ込み、天を仰いだ。その瞬間をJリーグのピッチで迎えたのは初めてだった。Jリーグ通算47試合目。右ウイングバックで先発し、90分戦い抜いた。前半42分には右CKからヘディングで移籍後初得点も決めた。結果は3-0から後半同点に追いつかれてドローだったが、やり切った。
「フルで出るのは1つの目標として移籍してきたのがある。今日1歩踏み出せたのは良かった」
1週間前の悔しさを晴らした。4月20日サンフレッチェ広島戦(1-1)では右ウイングバックで先発するも、前半で交代した。後半からは同位置にMF浅野雄也(27)が入った。試合後ペトロビッチ監督(66)は浅野の適正ポジションは右シャドーとしつつ、守備面において「対峙(たいじ)する選手を考えた時に(浅野を)右に持っていくという妥協する決断をするしかなかった」と話した。遠回しに近藤の守備強度の不足を指摘した。だから湘南戦は近藤にとって「広島戦で代えられて危機感を持った試合だった」。
2023年の横浜FC入りが内定した日大3年時から特別指定選手として出場機会が与えられた。デビューは21年6月23日J1リーグ第19節ヴィッセル神戸戦。後半35分から途中出場した。同年2試合、22年はJ2で9試合、昨季はJ130試合とルヴァン杯2試合にも出場した。天皇杯で1試合(23年7月12日3回戦JFL高知ユナイテッド戦)だけフル出場した経験はあったが、残りはすべて先発しても途中で交代。理由をこう分析する。
「横浜FCでは空中戦とかを自分が結構メインでやっていた。ゴールキックだったり、入りのバタバタした時間は全部自分のところにロングボールが飛んできていた。それを競る回数が多かったので、空中戦は得意ではあるけど、その分パワーも使い、なかなか90分持たなかった。終盤で足がつっちゃうことが多くて課題だった。それもあって去年の後半はなかなか使いづらいって話もされていた」
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北海道札幌市生まれ。2013年から高校野球などアマチュアスポーツを担当し、2016年11月からプロ野球日本ハム担当。
2017年12月から北海道コンサドーレ札幌担当。冬季スポーツの担当も務め、2022年北京五輪ではノルディックスキー・ジャンプや複合を取材。
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