【札幌レター〈64〉/返信】最小兵175センチのGK児玉潤、J3からJ1への挑戦

前回の「札幌レター」では、北海道コンサドーレ札幌GK児玉潤(26)の異色の経歴を紹介した。今年3月にJ3のYS横浜から加入したキーパーは、給食センターでの小学校の給食づくりなどの仕事をしながら、6部に相当する広島県リーグ1部からJ1にたどり着いた。注目すべきは175センチの身長。J1リーグ戦に出場した歴代最少GK記録を石川記者が調べてくれた。

サッカー

今季J1最小兵/石川記者の返信

前回は「児玉潤、小学校の給食を作っていたGK」と題して、アマチュアからプロのトップリーグにカテゴリを上げた児玉がサッカーと両立してきた仕事について振り返った。決して長身ではない体格ながら足元を武器に、はい上がってきた苦労人。石川記者からの返信では、「J1最小兵GK」の記録や、児玉のプレーについて分析してくれた。

札幌児玉の手料理の写真(本人インスタグラムより)

札幌児玉の手料理の写真(本人インスタグラムより)

◆児玉潤(こだま・じゅん)1997年(平9)9月8日、東京都三鷹市生まれ。7歳でサッカーを始める。横河武蔵野FCジュニア-三鷹一中-東京Vユース-桐蔭横浜大。卒業後はJFL東京武蔵野シティに加入し、21年から広島県リーグ1部福山シティ、23年からJ3のYS横浜、24年3月に札幌に完全移籍。J3通算43試合出場。175センチ、70キロ。利き足は左。背番号は17。

練習後、私服姿の札幌児玉(撮影・保坂果那)

練習後、私服姿の札幌児玉(撮影・保坂果那)

175センチ、70キロ。今季開幕直後にJ3のYS横浜から加入したGK児玉は、今季J1の最小兵GKになった。

札幌担当保坂記者のレターに添付されていたYS横浜時代のスタメンの写真を見ても分かるように小柄。先発11人で最長身がGKというチームが多い中、今季の札幌は児玉のあこがれの選手である179センチのGK菅野孝憲(40)が守護神を務める。Jリーグの元祖「小兵GK」はさらなるステップアップを目指す児玉にとっては最高の手本。「本当に学ぶことが多い。どんどん取り入れたい」と刺激を受ける。

YSCC横浜の鳥取戦メンバー。後列右から2人目が児玉(2024年3月撮影)

YSCC横浜の鳥取戦メンバー。後列右から2人目が児玉(2024年3月撮影)

加入後は不測の事態に備え、4月20日の広島戦からリーグ戦7試合連続ベンチ入り。過去に170センチ以下のGKがJリーグに登録されたことはあったが、それも2種登録の高校生だった。175センチでJ1リーグ戦出場を果たせば、1995年の柏GK郷司弘和(通算4試合)、2000年の東京GK堀池洋充(通算1試合)と並びJ1歴代最小兵のGKとなる。

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スポーツ

保坂果那Kana Hosaka

Hokkaido

北海道札幌市生まれ。2013年から高校野球などアマチュアスポーツを担当し、2016年11月からプロ野球日本ハム担当。
2017年12月から北海道コンサドーレ札幌担当。冬季スポーツの担当も務め、2022年北京五輪ではノルディックスキー・ジャンプや複合を取材。