【札幌レター〈72〉/返信】フランシス・カン、チャナティップと重なるプレースタイル
前回の「札幌レター」では、ポルガル2部マリティモから北海道コンサドーレ札幌に加入したガーナ出身のMFフランシス・カン(26)にサッカーとの出会いや生まれ育った街について語ってもらった。身長162センチのサイドアタッカーのプレーデータを石川秀和記者に分析してもらった。
サッカー
前回は「新加入フランシス・カン『このメンバーで絶対残留できる』」と題して、クラブ初のガーナ出身選手について紹介した。現在J1最下位の札幌を残留に導く救世主となれるか。石川記者はカンの昨季マリティモでのプレーデータから、クロスに注目。今夏の札幌の積極的な補強を深掘りしてくれた。
クロスの数値が突出
新戦力がチームの競争意識を高める。今夏の札幌は6月に入団したDF大崎玲央を含め5人が新たに加入。クラブ史上初となるガーナ出身のMFフランシス・カンも7月19日付でJリーグの登録リストに追加された。けが人も徐々に復帰し、パリ五輪による中断期間前最後のリーグ戦となった7月20日の浦和戦で今季最多4ゴール。5月15日の磐田戦以来、10試合ぶりの白星をつかんだ。
注目のフランシス・カンはベンチ外だったが、札幌担当保坂記者のレターを受け、そのプレーデータなどを調査した。
Jリーグに登録された外国籍選手では史上3番目に小さい162センチ。札幌で活躍したタイ代表MFチャナティップ(158センチ)、J3鳥取でプレーしたFWフェルナンジーニョ(161センチ)に次ぐ小兵選手となる。利き足は左だが、ポルトガル2部マリティモ時代のプレー映像を確認すると、ドリブル、スルーパス、クロスと、俊敏なプレースタイルは同じく小柄なチャナティップと重なった。隙を見て放つ左足ミドルもパンチ力抜群だ。
昨季のポルトガル2部リーグの公式データを見ると、クロスの数値が突出。セットプレーのキッカーもまかされ、左足から放たれるボールの軌道は、チェルシー(イングランド)などで活躍した元イタリア代表MFジャンフランコ・ゾラのそれ。ガーナではフランシス「ゾラ」と呼ばれていたというが、利き足の違いはあるにせよ、「PKよりもFKのほうが簡単」という名言を残した伝説の名手と同様、FKキッカーとしても期待が高まる。
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北海道札幌市生まれ。2013年から高校野球などアマチュアスポーツを担当し、2016年11月からプロ野球日本ハム担当。
2017年12月から北海道コンサドーレ札幌担当。冬季スポーツの担当も務め、2022年北京五輪ではノルディックスキー・ジャンプや複合を取材。
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